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東京株式(大引け)=159円安、米CPI発表前で買い手控えムード強い
配信日時:2022/10/13 15:51
配信元:MINKABU
13日の東京株式市場はリスク回避ムードのなか、日経平均株価は一貫して下値を試す展開を強いられた。引け際一段安で安値引けとなった。
大引けの日経平均株価は前営業日比159円41銭安の2万6237円42銭と4日続落。プライム市場の売買高概算は10億4287万株、売買代金概算は2兆4558億円。値上がり銘柄数は341、対して値下がり銘柄数は1447、変わらずは49銘柄だった。
きょうの東京市場は、総じて買い手控えられ軟調な地合いだった。前日の米国株市場でNYダウが引け際に値を崩し小幅反落。ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数も小幅ながら6日続落で年初来安値を更新したこともあり、買い意欲が盛り上がらなかった。前日発表された9月の米卸売物価指数(PPI)が事前のコンセンサスを上回ったことで、FRBによる金融引き締め強化に対する警戒感が強まっているほか、日本時間今晩に予定される9月の米消費者物価指数(CPI)発表を見極めたいとの思惑が上値を重くしている。業種別ではこれまで買われていた空運やサービス業の下落が目立つ。プライム市場に上場する銘柄の8割近くが下落した。一方、売買代金は2兆4000億円台で9月15日以来約1カ月ぶりの低水準だった。
個別では、ソフトバンクグループ<9984.T>が冴えず、日本航空<9201.T>、ANAホールディングス<9202.T>など空運株が売られた。JR東日本<9020.T>、JR東海<9022.T>など電鉄株も安い。日本電産<6594.T>も下値を模索し、HOYA<7741.T>も軟調。オリエンタルランド<4661.T>も売りが優勢だった。ヒト・コミュニケーションズ・ホールディングス<4433.T>、チヨダ<8185.T>が急落、三光合成<7888.T>も大きく下げた。ソースネクスト<4344.T>も利益確定売りで大幅安。
半面、売買代金首位のレーザーテック<6920.T>や東京エレクトロン<8035.T>など半導体製造装置関連が買い戻され、東芝<6502.T>は商いを伴い大幅高。セブン&アイ・ホールディングス<3382.T>も上昇した。トレジャー・ファクトリー<3093.T>が値上がり率トップに買われ、ウイングアーク1st<4432.T>、コシダカホールディングス<2157.T>、久光製薬<4530.T>なども大幅高。
出所:MINKABU PRESS
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