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米、ロシア製アルミ輸入制限を検討 攻撃エスカレートに対応=関係筋

配信日時:2022/10/13 03:02 配信元:REUTERS

[ワシントン 12日 ロイター] - 米政権がロシア製アルミニウム輸入の制限を検討していることが12日、関係筋の話で分かった。ウクライナでのロシアの攻撃がエスカレートしていることに対抗した措置という。

これに先立ち、ブルームバーグは関係筋の情報として、ホワイトハウスがロシア製アルミニウムの全面禁輸、懲罰的な水準への関税引き上げ、もしくはロシアのアルミ大手UCルサール・インターナショナルへの制裁という選択肢を検討していると報じていた。

ウクライナ各地では10━11日、ロシアのミサイル攻撃を受け、民間人の死傷者が出たほか、電力や水、暖房などのインフラが一部破壊された。プーチン大統領は、クリミア半島とロシア本土とを結ぶクリミア大橋で8日起きた爆発の報復としている。

ロシアのウクライナ侵攻開始時点では、ホワイトハウスは世界のアルミ供給者の混乱につながる恐れがあるとして、ロシア産アルミに対する制裁を見送っていたという。

ホワイトハウス高官はブルームバーグの報道について「われわれは常にあらゆる選択肢を検討している。現時点でアルミ禁輸に関する動きはない」とコメントした。

報道を受け、ロンドン金属取引所(LME)ではアルミ価格が一時7.3%高の1トン2400ドルまで急騰した。

ロイターの取材に対し、ルサールからコメントは得られていない。

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