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11日の米株式市場の概況、ダウ平均株価は引けにかけ伸び悩むも5日ぶり反発

配信日時:2022/10/12 08:34 配信元:MINKABU
 11日の米株式市場で、NYダウは前日比36.31ドル高の2万9239.19ドルと5日ぶりに反発した。  寄り前にIMFが世界のGDP見通しを前回のプラス2.9%から2.7%に引き下げたことや、米長期金利が未明に上昇したことを受けてNYダウは続落してスタートした。ただ、前日までの4日間でNYダウは1100ドルほど下げていることから、自律反発を期待した買いが入ったほか、午前11時に発表されたニューヨーク連銀の9月消費者調査で1年先のインフレ期待が5.4%と前月比で低下するなか、長期金利が低下に転じたこともあり買い戻しの動きが強まり、NYダウも上昇に転じた。その後はディフェンシブセクターが主導する展開で、NYダウは一時405ドル上昇する場面もあったが、12日以降に重要な米物価指標の発表を控えて次第に様子見姿勢が強まり、引けは小幅な上昇にとどまった。ユナイテッドヘルス・グループ<UNH>、ジョンソン・エンド・ジョンソン<JNJ>、イーライ・リリー<LLY>、シェブロン<CVX>が買われ、アナリストによる投資判断の引き上げを受けてウォルマート<WMT>や、同じく小売り関連のナイキ<NKE>も高い。半面、エクソン・モービル<XOM>、JPモルガン・チェース<JPM>、ビザ<V>は売られ、米労働省がフリーランスのドライバーについて、「社員」に分類すべきとの案を公表したことでウーバー・テクノロジーズ<UBER>も下落した。  一方、ナスダック総合指数は5日続落し、前日比115.910ポイント安の1万426.192で引けた。ハイテク株に安いものが目立ち、アップル<AAPL>、エヌビディア<NVDA>、マイクロソフト<MSFT>、アドバンスト・マイクロ・デバイシズ<AMD>が売られ、広告付き低価格プランの業績押し上げ効果を疑問視するアナリストが相次いだネットフリックス<NFLX>は急落。アナリストによる投資判断の引き下げを受けてメタ・プラットフォームズ<META>も安い。半面、アナリストによる投資判断の引き上げを受けて、アムジェン<AMGN>やルルレモン・アスレティカ<LULU>が上昇した。 出所:MINKABU PRESS

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