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中国のEV電池大手CATL、第3四半期利益は3倍に増加と予想

配信日時:2022/10/11 13:32 配信元:REUTERS

[上海 11日 ロイター] - 電気自動車(EV)用電池大手である中国の寧徳時代新能源科技(CATL)は10日、第3・四半期の純利益が前年比ほぼ3倍に拡大するとの見通しを示した。生産能力拡大が利益を押し上げている。

証券取引所へ提出した資料によると、第3・四半期の純利益は88億元(12億3000万ドル)─99億元になると予想。前年同期は33億元だった。

1─9月の純利益は前年同期比2倍超に拡大すると見込んでいる。

同社は「計画済みの生産能力拡充に加え、市場拡大に向けた取り組みを強化している」とし、「生産と販売の大幅増加で世界市場における首位を維持し、急速な収益の伸びを実現できた」と説明した。

同社は世界のEV用電池の売上高の3分の1以上を占めており、テスラやフォード・モーター、メルセデス・ベンツ、BMWなどにバッテリーを供給している。

8月には76億ドルを投じて欧州最大規模となるバッテリー工場を建設する計画を発表している。

原材料コストが上昇する中、サプライヤーとの長期契約や材料のリサイクルなどで対処している。

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