ソニー印子会社とジーの合併計画、独禁当局が条件付き承認

［ニューデリー　４日　ロイター］ - インドの独占禁止当局であるインド競争委員会（ＣＣＩ）は４日、ソニーグループのインド子会社とインドのテレビ網大手ジー・エンターテインメント・エンタープライゼズの合併計画を条件付きで承認した。合併により１００億ドル規模の巨大テレビ会社が誕生する。

ＣＣＩは条件の詳細を明らかにしなかった。ソニーは規制面の残りの承認を待って合併会社を立ち上げると説明。ジーによると、ＣＣＩはジーが行った法的、経済的な譲歩案を検討した上で計画を承認した。

ジーは「ＣＣＩのガイドラインに沿った形で必要な対応策を提出した」とする声明を発表した。

ロイターは先月、消息筋の話として、ジーとソニーがＣＣＩの懸念を和らげるために価格引き下げなどの譲歩案を提示したと報じた。

ソニーのインド子会社とジーは昨年１２月、テレビ放送や映画資産、ストリーミング事業などを統合し、成長を続けるインドの娯楽市場でウォルト・ディズニーやネットフリックスなどのライバルに挑む力を備えた企業に生まれ変わる方針を打ち出した。