寄り付き概況

日経平均は158円安でスタート、レーザーテックやソフトバンクグループなどが下落

配信日時:2022/10/03 09:29 配信元:FISCO
[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;25778.95;-158.26TOPIX;1827.32;-8.62


[寄り付き概況]

 10月3日の日経平均は前週末比158.26円安の25778.95円と続落でスタート。9月30日の米国市場でダウ平均は500.10ドル安の28725.51ドル、ナスダックは161.89ポイント安の10575.62で取引を終了。

 英国政府が1972年来で最大とされる減税策を発表。インフレ高進にさらに拍車をかけるとの懸念から欧州市場が大幅安となった流れに続き、下落スタート。米国内の長期金利も一段と上昇、景気後退懸念を受けた売りも強まり一段安となった。引けにかけては、世界的な株安を警戒した投資資家心理の悪化で買い持ち高を手仕舞う売りも巻き込み、下げ幅を拡大した。

 シカゴ日経225先物清算値は大阪比80円安の25930円。本日の日経平均は売りが先行。今週は米国で9月のISM製造業・非製造業景況指数、9月のADP雇用統計、9月の雇用統計の発表を控えている他、足元で緊迫感を増すロシア情勢なども気がかりとなり、手掛けにくさが意識される。なお、寄り前に発表された7-9月期調査日銀短観・大企業製造業業況判断DIは+8で市場予想を下回った。

 東証プライム市場の売買代金上位では、レーザーテック<6920>、ソフトバンクグループ<9984>、ファーストリテ<9983>、任天堂<7974>、エーザイ<4523>、ニトリHD<9843>、日立<6501>、メルカリ<4385>などが下落。業種別では、その他製品、小売、陸運などが下落率上位で推移。

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