みんかぶニュース 市況・概況
来週の株式相場に向けて=中間期末特有の売買要因発生も
配信日時:2022/09/22 17:53
配信元:MINKABU
米連邦公開市場委員会(FOMC)では、予想通り0.75%の利上げが発表された。これは市場の予想通りの結果だったが、同時に公表されたドット・チャートでは22年末までに政策金利を1.25%引き上げる見通しが示された。これは年内あと2回のFOMCのうち1回は0.75%超の利上げが行われると判断された。この結果、11月に0.75%、12月に0.5%利上げが行われるという見方が浮上している。23年の政策金利であるFFレートは4.6%前後で高止まりするとの予想が多い。
今後は、11月1~2日のFOMCで0.75%利上げが発表されるかが注目点だ。このため、30日のPCEコア・デフレーターや10月7日の米9月雇用統計、13日の消費者物価指数(CPI)といった重要指標の発表は再び高い関心を集めるだろう。米国を中心に値の荒い展開が続く見通しであり、なお上値が重い相場が予想される。
そんななか、23日の秋分の日からの3連休を経て、来週の東京市場は9月中間期末を迎えることになる。28日が権利付き最終日で29日が権利落ち日となる。日本郵船<9101.T>や商船三井<9104.T>、川崎汽船<9107.T>といった海運株、それに丸紅<8002.T>や三井物産<8031.T>などの商社株といった高配当利回り株は、配当権利取りを意識した売買が活発化しそうだ。また、日経平均株価の入れ替えに伴い日本電産<6594.T>に28日終値、SMC<6273.T>やHOYA<7741.T>に30日終値で、リバランスの買いが入ることが予想される。
来週は海外では29日に米4~6月期国内総生産(GDP)改定値が発表される。30日には中国9月製造業PMIが公表される。国内では、28日に7月開催分の日銀金融政策決定会合議事要旨が発表される。30日にニトリホールディングス<9843.T>が決算発表を行う。28日にファインズ<5125.T>、グラッドキューブ<9561.T>、キットアライブ<5039.SP>、29日にプログリット<9560.T>、ポーターズ<5126.T>、30日にグッピーズ<5127.T>が新規上場する。札証アンビシャス市場に登場するキットアライブ以外は東証グロース市場に上場する。来週の日経平均株価の予想レンジは2万6800~2万7500円。(岡里英幸)
出所:MINKABU PRESS
Copyright (C) MINKABU, Inc. All rights reserved.
ニュースカテゴリ
注目トピックス 市況・概況
NY市場・クローズ
海外市場動向
注目トピックス 日本株
注目トピックス 経済総合
強弱材料
コラム【EMW】
オープニングコメント
日経225・本日の想定レンジ
寄り付き概況
新興市場スナップショット
注目トピックス 外国株
個別銘柄テクニカルショット
ランチタイムコメント
後場の投資戦略
後場の寄り付き概況
相場概況
本日の注目個別銘柄
JASDAQ市況
マザーズ市況
Miniトピック
来週の買い需要
日経QUICKニュース
みんかぶニュース 投資家動向
みんかぶニュース 為替・FX
みんかぶニュース 市況・概況
みんかぶニュース 個別・材料
みんかぶニュース コラム
みんかぶニュース その他
ビットコインニュース
アルトコインニュース
GRICI
暗号資産速報
Reuters Japan Online Report Business News
金融ウォッチ その他
FISCO その他
グロース市況
