２１日の米株式市場の概況、米０．７５％利上げでＮＹダウは５２２ドル安

　２１日の米株式市場では、ＮＹダウが前日比５２２．４５ドル安の３万０１８３．７８ドルと大幅に続落した。 　 　米連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）では、フェデラルファンド（ＦＦ）金利の誘導目標を３回連続となる０．７５％引き上げて３．００～３．２５％とすることが発表された。また、政策金利見通しでは２２年末に４．２５～４．５％、２３年末に４．５～４．７５％まで引き上げる見方が示された。これを受け、米２年債利回りは一時４．１％台と約１５年ぶりの水準に上昇した。大幅利上げに伴う景気減速懸念が台頭するなか、ＮＹダウとナスダック指数は下落した。主力ＩＴ関連株や景気敏感株などが軟調で、テスラ＜TSLA＞やアップル＜AAPL＞、アマゾン＜AMZN＞が安く、インテル＜INTC＞やマイクロン・テクノロジー＜MU＞が値を下げた。エクソン・モービル＜XOM＞やJPモルガン＜JPM＞が軟調で、ウォルト・ディズニー＜DIS＞やボーイング＜BA＞も売られた。半面、エヌビディア＜NVDA＞やウォルマート＜WMT＞、フィリップ・モリス・インターナショナル＜PM＞が値を上げた。 　ナスダック総合株価指数は、２０４．８５９ポイント安の１万１２２０．１９２と続落した。出来高概算は、ニューヨーク市場が８億９２０１万株だった。 出所：MINKABU PRESS

Copyright (C) MINKABU, Inc. All rights reserved.