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東京株式(大引け)=120円安、米株高受け反発も上値重い展開に
配信日時:2022/09/20 15:58
配信元:MINKABU
20日の東京株式市場は主力株中心に買い優勢の展開で日経平均は切り返しに転じたが、寄り後買い一巡後は漸次水準を切り下げ上値の重い展開だった。
大引けの日経平均株価は前営業日比120円77銭高の2万7688円42銭と反発。プライム市場の売買高概算は10億3441万株、売買代金概算は2兆5566億円。値上がり銘柄数は1293、対して値下がり銘柄数は477、変わらずは67銘柄だった。
きょうの東京市場は、朝方はリスク選好の流れで日経平均は一時2万7900円台まで水準を切り上げたが、その後は急速に伸び悩んだ。前日の米国株市場でNYダウやナスダック総合株価指数など、主要株価指数が揃って反発したことで、投資家のセンチメントが改善した。ただ、空売りの買い戻しが一巡すると上値を積極的に買う動きは鳴りを潜めた。2万8000円台近辺では戻り売り圧力も意識されている。岸田政権の支持率が低下していることも相場にネガティブに働いているとの見方もある。日本時間22日未明に発表予定のFOMCの結果やパウエルFRB議長の記者会見を前に買いポジションを高める動きは限定的だった。業種別では33業種中26業種が高く、食品や鉄鋼株などが強さを発揮した。個別では全体の7割の銘柄が上昇した。
個別では、任天堂<7974.T>が買われ、ソフトバンクグループ<9984.T>、東京エレクトロン<8035.T>もしっかり。キーエンス<6861.T>も上昇した。NTT<9432.T>、KDDI<9433.T>などが買い優勢、JT<2914.T>も堅調。ユニチカ<3103.T>が急動意、中山製鋼所<5408.T>も急伸、大平洋金属<5541.T>も高い。ここ急落していた三井ハイテック<6966.T>も切り返した。KLab<3656.T>、VTホールディングス<7593.T>なども値を上げた。
半面、売買代金トップの日本郵船<9101.T>が売りに押され、SMC<6273.T>も軟調。メルカリ<4385.T>、武田薬品工業<4502.T>が安く、HOYA<7741.T>も冴えない動きとなった。ダブル・スコープ<6619.T>はストップ安。クロスキャット<2307.T>、日医工<4541.T>、エイチ・アイ・エス<9603.T>なども大幅安に売られた。アイスタイル<3660.T>の下げも目立つ。
出所:MINKABU PRESS
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