２０日の株式相場見通し＝強調展開か、米株高好感も中銀ウィークで上値重い

　２０日の東京株式市場は、売り買い交錯のなかも買いが先行し、２万７０００円台後半で強調展開か。前日の米国株市場ではＦＯＭＣを控えＦＲＢの金融引き締め強化に対する警戒感から不安定な値動きとなったが、取引終盤に買いが優勢となり、ＮＹダウ、ナスダック総合株価指数ともに反発して引けた。米長期金利が一時３．５％台まで浮上するなど金利上昇に対する警戒感が強まったが、これまで売り込まれていたハイテク株にはいったん空売り筋の買い戻しの動きが表面化した。東京市場では３連休明けとなるが、前日の米国株の反発を素直に好感する動きとなりにくい面もある。前週１週間を通じた米国株の大幅な調整を週明けに織り込んでいないため、きょうはその分上値が重くなりそうだ。また、今週はＦＯＭＣや日銀の金融政策決定会合をはじめ世界的に中銀の金融政策決定会合が相次ぐことで、この結果を見極めたいとの思惑から、積極的な買いは手控えられる可能性もある。 　１９日の米国株式市場では、ＮＹダウ平均株価が前営業日比１９７ドル２６セント高の３万１０１９ドル６８セントと３日ぶり反発。ナスダック総合株価指数は同８６．６１６ポイント高の１万１５３５．０２０だった。 　日程面では、きょうは８月の全国消費者物価指数（ＣＰＩ）、８月の主要コンビニエンスストア売上高など。海外では８月の米住宅着工件数など。 出所：MINKABU PRESS

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