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先進国経済、第4四半期に縮小 来年はゼロ成長=バークレイズ

配信日時:2022/09/16 02:33 配信元:REUTERS

[15日 ロイター] - バークレイズは15日、先進国経済が第4・四半期に縮小し、来年はゼロ成長になると予想した。また、来年の世界的な経済成長率は2.2%と、今年予想される2.8%から減速するとの見方を示した。

バークレイズのエコノミストは、欧州のエネルギー危機の深刻化や、中国の新型コロナウイルス抑制に向けたロックダウン(都市封鎖)のほか、世界的な金融引き締めなどを背景に、世界経済は「シンクロ的に一段の下降」に向かうと指摘。成長減速で「世界的なリセッション(景気後退)が近づく」との見方を示した。

米国については、連邦準備理事会(FRB)が金融引き締めを進める中、経済指標は強弱まちまちになっていると指摘。米国は来年の完全な景気後退入りを「辛うじて」回避できるにすぎないと予想した。

欧州経済は来年上半期に景気後退に陥ると予想。中国の来年の経済成長率は4.5%になるとし、従来見通しから0.80%ポイント引き下げた。

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