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東京株式(大引け)=57円高、急落反動で自律反発も上値重い展開に

配信日時:2022/09/15 15:48 配信元:MINKABU
 15日の東京株式市場は前日の日経平均株価急落の反動で自律反発狙いの買いが優勢となった。米国株市場で主要株価指数が下げ止まったことで不安心理が後退したが、戻りも限定的だった。  大引けの日経平均株価は前営業日比57円29銭高の2万7875円91銭と反発。プライム市場の売買高概算は8億9754万株、売買代金概算は2兆3326億円。値上がり銘柄数は960、対して値下がり銘柄数は773、変わらずは104銘柄だった。  きょうの東京市場は朝方から買いが先行したものの終日上値の重い展開を強いられた。前日の米国株市場ではNYダウやナスダック総合株価指数ともにプラス圏で着地し、8月のCPI発表を受けた前々日の波乱展開はひとまず終止符を打つ形となった。ただ、上値を積極的に買う動きはみられず、NYダウはわずか0.1%の上昇となったことで、東京市場でも様子見ムードが拭えなかった。業種別では内需の消費材や鉄道、不動産などインバウンド需要の恩恵が見込まれるセクターに買いが向かった。一方で鉄鋼や海運、非鉄など世界景気敏感株には値を下げる銘柄も目立った。日経平均は1日を通じて2万8000円台を回復する場面はみられなかった。値上がり銘柄数は1000を下回りプライム市場全体の5割強にとどまっている。  個別では、売買代金で2位となった任天堂<7974.T>が上昇したほか、ソフトバンクグループ<9984.T>も頑強。東京エレクトロン<8035.T>が値を上げ、ファーストリテイリング<9983.T>も堅調、ダブル・スコープ<6619.T>も上昇した。JR東日本<9020.T>、日本航空<9201.T>なども上値を追った。アルヒ<7198.T>、ラクスル<4384.T>がストップ高に買われたほか、ギフトホールディングス<9279.T>も急騰。鳥貴族ホールディングス<3193.T>、パーク24<4666.T>も物色人気となった。  半面、売買代金トップのレーザーテック<6920.T>が売りに押され、三井ハイテック<6966.T>は大幅下落となった。SMC<6273.T>も値を下げた。日本製鉄<5401.T>が軟調、レノバ<9519.T>も冴えない。日医工<4541.T>が大きく利食われたほか、KADOKAWA<9468.T>も大幅安。大阪チタニウムテクノロジーズ<5726.T>、新日本科学<2395.T>なども下落した。 出所:MINKABU PRESS

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