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東京株式(大引け)=796円安、米CPI発表後の米株波乱を引き継ぐ
配信日時:2022/09/14 15:47
配信元:MINKABU
14日の東京株式市場は朝方からリスクオフ一色の展開に。前日の米国株市場で主要株価指数が揃って急落したことから、この流れを引き継ぐ格好となった。
大引けの日経平均株価は前営業日比796円01銭安の2万7818円62銭と5日ぶり大幅反落。プライム市場の売買高概算は12億48万株、売買代金概算は3兆620億円。値上がり銘柄数は131、対して値下がり銘柄数は1675、変わらずは31銘柄だった。
きょうの東京市場は前日までの強調展開とは打って変わりリスク回避目的の売りが集中した。日経平均は直近4営業日で1200円近い上昇をみせていたが、きょう1日でその3分の2を吐き出す格好となった。前日の米国株市場では、8月の米消費者物価指数(CPI)が市場予想とは離れた強い数字であったことから、FRBの金融引き締め強化に対する警戒感が再燃し、ハイテク株中心に大きく売られる展開となった。東京市場でも持ち高を減らすリスク回避目的の売りが噴出、日経平均は一時800円超の下落に見舞われる場面もあった。先物主導の売りが一巡するといったん下げ渋る動きもみせたが、後場に入ると改めて売り直され、フシ目の2万8000円台を割り込んだ。ほぼ全面安商状でプライム市場全体の約9割の銘柄が下落している。ただし、押し目に買い向かう動きも活発で売買代金は3兆円を上回った。
個別では、東京エレクトロン<8035.T>、レーザーテック<6920.T>など半導体製造装置関連が下落したほか、ファーストリテイリング<9983.T>が3000円を超える下げとなった。任天堂<7974.T>が下落、ソフトバンクグループ<9984.T>も安い。ソニーグループ<6758.T>が軟調、キーエンス<6861.T>も大きく値を下げた。ヤーマン<6630.T>は値下がり率トップに売り込まれた。ラクスル<4384.T>、マネーフォワード<3994.T>、マネックスグループ<8698.T>なども大きく下値を探る展開に。このほか中国電力<9504.T>も急落した。
半面、三井ハイテック<6966.T>、JR東日本<9020.T>などが売り物をこなしプラス圏で引け、三菱重工業<7011.T>もしっかり。東邦チタニウム<5727.T>なども上昇した。TDCソフト<4687.T>が値上がり率トップに買われたほか、鳥貴族ホールディングス<3193.T>、三光合成<7888.T>も値を飛ばした。エイチ・アイ・エス<9603.T>、HEROZ<4382.T>も高い。
出所:MINKABU PRESS
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