１３日の米株式市場の概況、ＮＹダウは１２７６ドル安と今年最大の下落

　１３日の米株式市場では、ＮＹダウが前日比１２７６．３７ドル安の３万１１０４．９７ドルと５日ぶりに急反落した。 　 　この日発表された米８月消費者物価指数（ＣＰＩ）の上昇率は、前年同月比８．３％と市場予想（８．１％）を上回った。エネルギーと食品を除くコア指数も６．３％と市場予想（５．９％）を超える伸びとなった。インフレ懸念が再び高まりＮＹダウとナスダック指数は今年最大の下げを記録した。この８月ＣＰＩを受け、２０～２１日に開催される米連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）で１．０％利上げが行われるとの見方も浮上した。相場は全面安状態で、アップル＜AAPL＞やアマゾン＜AMZN＞、メタプラットフォームズ＜META＞（旧フェイスブック）といった主力ＩＴ関連株が急落。エヌビディア＜NVDA＞やアドバンスト・マイクロ・デバイシズ＜AMD＞も大幅安となった。JPモルガン＜JPM＞やバンカメ＜BAC＞など銀行株が安く、エクソン・モービル＜XOM＞やシェブロン＜CVX＞など石油株も値を下げた。ボーイング＜BA＞やウォルト・ディズニー＜DIS＞も下落した。半面、ツイッター＜TWTR＞や化学品メーカーのアルベマール＜ALB＞が高く、中国の電気自動車（ＥＶ）メーカーのニーオADR＜NIO＞も値を上げた。 　ナスダック総合株価指数は、６３２．８３７ポイント安の１万１６３３．５７４と５日ぶりに下落した。出来高概算は、ニューヨーク市場が９億３９０８万株だった。 出所：MINKABU PRESS

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