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14日の株式相場見通し=大幅反落、米株暴落受けリスクオフ一色

配信日時:2022/09/14 07:59 配信元:MINKABU
 14日の東京株式市場は主力株をはじめ幅広くリスク回避目的の売りに晒される展開が予想され、日経平均は大幅反落を余儀なくされそうだ。注目された8月の米消費者物価指数(CPI)は市場予想とは異なる想定外の上昇を示し、これを嫌気する形でNYダウは1200ドルを超える今年最大の下げとなったほか、ナスダック総合株価指数は600ポイント超の暴落となり、下落率でNYダウを上回り5%台に達した。8月のCPIは前年同月比8.3%の上昇で7月の8.5%からは減速を示したもののコンセンサスを上回り、コア指数の上昇率は6.3%と7月の5.9%から急加速、事前予測からも大幅に上振れた。これを受けFRBが金融引き締め策を一段と強めることへの警戒感が広がり、米長期金利の急上昇とともに株式市場ではハイテク株などを中心に売りが殺到する形となった。東京市場でもこれを受けて大きく売りが優勢となり、日経平均は一気に2万8000円台を割り込む場面がありそうだ。日米金利差拡大を背景に外国為替市場では急激なドル高・円安が進行しているが、これをポジティブ材料として好感する動きは見込みにくい。取引時間中は米株価指数先物やアジア株市場の動向に左右され、上下にボラティリティが高まりそうだ。  13日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比1276ドル37セント安の3万1104ドル97セントと大幅反落。ナスダック総合株価指数は同632.837ポイント安の1万1633.574だった。  日程面では、きょうは7月の機械受注、7月の鉱工業生産(確報値)など。海外では8月の英消費者物価指数(CPI)、7月のユーロ圏鉱工業生産、8月の米卸売物価指数(PPI)など。 出所:MINKABU PRESS

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