みんかぶニュース 市況・概況

東京株式(大引け)=72円高、米CPI発表前で上値重い展開に

配信日時:2022/09/13 15:48 配信元:MINKABU
 13日の東京株式市場は、前日の欧米株高を受けリスク選好の地合いが継続したが上値も重く、日経平均は2万8000円台半ばでもみ合う展開となった。  大引けの日経平均株価は前営業日比72円52銭高の2万8614円63銭と4日続伸。プライム市場の売買高概算は9億3159万株、売買代金概算は2兆3608億円。値上がり銘柄数は1008、対して値下がり銘柄数は735、変わらずは94銘柄だった。  きょうの東京市場は朝方から買い優勢の展開で日経平均は終始プラス圏で推移したものの上値は重かった。前日の欧州株市場が全面高に買われ、米国株市場でもインフレのピークアウト期待を背景にNYダウ、ナスダック総合株価指数ともに4日続伸と戻り足を強めたことで、投資家のセントメントが強気に傾いた。ただ、日経平均は朝方に100円超の上昇をみせたが、その後は伸び悩む展開に。前日までの3営業日で日経平均は1100円あまりの上昇をみせていたことから、目先スピード警戒感からの売り圧力も観測された。日本時間今晩に発表される8月の米CPIの結果を見極めたいとの思惑が買いを手控えさせた面もある。値上がり銘柄数はかろうじて1000を上回ったものの全体の55%にとどまった。売買代金も2兆3000億円台とやや低調だった。  個別では、断トツの売買代金をこなした任天堂<7974.T>が大幅高となったほか、東京エレクトロン<8035.T>もしっかり。日本郵船<9101.T>、川崎汽船<9107.T>などの海運株も堅調。JR東日本<9020.T>が人気を集め、日本航空<9201.T>も買いが優勢だった。レノバ<9519.T>も高い。日医工<4541.T>、HEROZ<4382.T>はいずれも2日連続のストップ高、トルク<8077.T>、鎌倉新書<6184.T>も続急騰となった。新電元工業<6844.T>も値を飛ばした。  半面、ファーストリテイリング<9983.T>が冴えず、三菱自動車工業<7211.T>やホンダ<7267.T>など自動車株も軟調。KDDI<9433.T>が売りに押され、オリンパス<7733.T>も値を下げた。シーアールイー<3458.T>が急落、SREホールディングス<2980.T>、インテリジェント ウェイブ<4847.T>の下げも目立った。ソースネクスト<4344.T>も下落した。国際紙パルプ商事<9274.T>も安い。 出所:MINKABU PRESS

Copyright (C) MINKABU, Inc. All rights reserved.

ニュースカテゴリ