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東京株式(大引け)=327円高、円安追い風にハイテクやインバウンド関連が牽引

配信日時:2022/09/12 15:49 配信元:MINKABU
 12日の東京株式市場は、前週末の欧米株市場が全面高に買われたことを受け、主力株など中心にリスク選好の地合いが継続した。  大引けの日経平均株価は前営業日比327円36銭高の2万8542円11銭と大幅高で3日続伸。プライム市場の売買高概算は9億2587万株、売買代金概算は2兆1699億円。値上がり銘柄数は1259、対して値下がり銘柄数は488、変わらずは90銘柄だった。  きょうの東京市場は朝方から大きく買い優勢に傾いた。前週末の欧州株市場が全面高様相となったが、この流れを引き継いで米国株市場でもNYダウなど主要株価指数が上値追い態勢を強めた。FRBによる金融引き締めへの警戒感が後退、米長期金利上昇に歯止めがかかりハイテク株などに追い風が吹いた。東京市場でも外国為替市場でドル高・円安が進行したことを受けて値がさハイテク株が全体指数上昇に寄与、政府の入国規制緩和の動きを背景にインバウンド関連株にも買いが広がった。日経平均は一時400円近い上昇をみせる場面もあったが、あすに8月の米CPI発表を控え、この結果を見極めたいとの思惑から後半はやや伸び悩んだ。売買代金は2兆1000億円台と盛り上がりを欠いた。値上がり銘柄数は69%とプライム市場の3分の2を占めた。  個別では、ソフトバンクグループ<9984.T>が強調展開を見せ、東京エレクトロン<8035.T>など半導体製造装置関連も上昇した。ファーストリテイリング<9983.T>の上げ足も目立つ。ダブル・スコープ<6619.T>が商いを伴い高く、メルカリ<4385.T>が買われ、日本航空<9201.T>なども値を上げた。日医工<4541.T>、gumi<3903.T>、HEROZ<4382.T>、鎌倉新書<6184.T>はいずれもストップ高に買われる人気となった。日本駐車場開発<2353.T>も活況商いで高い。  半面、日本郵船<9101.T>、川崎汽船<9107.T>などの上値が重く、INPEX<1605.T>も冴えない。三菱重工業<7011.T>も軟調。クミアイ化学工業<4996.T>、ポールトゥウィンホールディングス<3657.T>が急落、ペガサスミシン製造<6262.T>、ベステラ<1433.T>、国際紙パルプ商事<9274.T>なども売られた。鳥貴族ホールディングス<3193.T>、リンクアンドモチベーション<2170.T>も安い。 出所:MINKABU PRESS

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