１２日の株式相場見通し＝続伸か、米株高続きリスク選好

　１２日の東京株式市場は主力株中心に買いが優勢となり、日経平均株価は３日続伸となる可能性が高そうだ。メジャーＳＱ算出日にあたった前週末は、先物主導で上値指向をみせたが、きょうも米株高に追随し幅広く買い戻しの動きが誘発されやすい。前週末の米国株市場はＦＲＢによる金融引き締め策への過度な警戒感が後退し、米長期金利の上昇に歯止めがかかったことで、ハイテク株などを中心にショートポジションを解消する動きが強まった。ＮＹダウはフシ目の３万２０００ドル、ナスダック総合株価指数は１万２０００の大台をそれぞれ回復、ナスダック指数の上昇は２％を超えた。また、半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数（ＳＯＸ指数）は２．４％の上昇でナスダック指数の上昇率を上回った。今月２０～２１日に開催されるＦＯＭＣで０．７５％の政策金利引き上げが行われることを相場は足もと織り込んだ格好で、相次ぐＦＲＢ高官のタカ派的発言に対しても頑強な値動きを示すようになっている。東京市場でもリスクオンの流れを引き継ぐとみられるが、２万８０００円台前半は戻り売り圧力も意識されやすく、上げ幅は限定的となる公算もある。 　９日の米国株式市場では、ＮＹダウ平均株価が前営業日比３７７ドル１９セント高の３万２１５１ドル７１セントと大幅高で３日続伸。ナスダック総合株価指数は同２５０．１７８ポイント高の１万２１１２．３０７だった。 　日程面では、きょうは８月の工作機械受注が発表される。なお、中国、香港、韓国市場は休場となる。 出所：MINKABU PRESS

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