Reuters Japan Online Report Business News

カナダ中銀、副総裁の役割見直し 多様性向上へ外部から候補探し

配信日時:2022/08/26 11:02 配信元:REUTERS

[オタワ 25日 ロイター] - カナダ銀行(中央銀行)は25日、金融政策を担う理事会に「新鮮で多様な視点」を取り入れるため、4人目の副総裁の役割を見直し、パートタイムで政策判断を支援する候補を外部から募るプロセスを開始した。

9月16日付で退任するレーン副総裁の後任となる。中銀は後任探しの期間には言及していない。

新副総裁は6人で構成する理事会メンバーに加わる。契約期間は2年で、3年目のオプションもあり、勤務時間はフルタイムの50─70%になるという。一方、レーン氏はフルタイムで副総裁を12年以上務めてきた。

マックレム総裁は声明で「カナダと世界の経済・金融システムの複雑性や相互の結びつきがますます強まる中で、組織として常に適応し、進化していくことが極めて重要だ」と指摘。

「今回の変更は、コンセンサスに基づく政策決定の枠組みに新鮮で多様な視点を取り入れる機会を提供する」と述べた。

ニュースカテゴリ