メキシコ中銀の政策、ＦＲＢ利上げと連動の見方が浸透＝副総裁

[メキシコ市 ２３日 ロイター] - メキシコ中央銀行のガリア・ボルハ副総裁は、２３日公表されたシティのエコノミストとのインタビューで、市場参加者は総じて中銀の利上げサイクルが続く間、米連邦準備理事会（ＦＲＢ）の金融政策との連動制を断つことはできないと考えているとの認識を示した。

中銀は現在の利上げサイクルを完了してから、金利をいつまで一定水準に保つべきかを考え始めるべきだと述べた。

さらに、インフレ率を目標範囲に戻すことが主な関心事であるとした。中銀は、年間の総合インフレ率を３％を中心に上下１％ポイントの範囲に抑えることを目指している。

中銀の主要な責務は、予測期間である今後２年以内にインフレが「目標に向かって低下・収束する道筋を固めることだ」と語った。

インタビューは１５日に行われた。