寄り付き概況
日経平均は17円安でスタート、コナミGやIHIなどが下落
配信日時:2022/08/05 09:56
配信元:FISCO
[日経平均株価・TOPIX(表)]
日経平均;27915.06;-17.14TOPIX;1926.63;-4.10
[寄り付き概況]
5日の日経平均は17.14円安の27915.06円と3日ぶり反落して取引を開始した。前日4日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は85.68ドル安の32726.82ドル、ナスダックは52.42ポイント高の12720.58で取引を終了した。週次失業保険申請件数の増加で、雇用減速を警戒した売りに、寄り付き後、下落。さらに、ペロシ下院議長の台湾訪問を受け、台湾を包囲した軍事演習中の中国が試射したミサイルが台湾上空通過の可能性が高いとの報道を受け、地政学的リスクの上昇を警戒した売りに一段安となった。ダウは終日軟調に推移。金利の低下で、ナスダック総合指数は底堅く推移し、プラス圏を維持し引けた。
今日の東京株式市場は寄付き段階では売り買いが交錯した。昨日の米株式市場でダウ平均やS&P500が下落した一方、ナスダック総合指数やフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が上昇したことが東京市場のハイテク株や半導体関連株の株価の支えとなった。また、主要企業の4-6月期決算発表が続いており、好業績銘柄への物色意欲が引き続き株価支援要因となった。一方、外為市場で1ドル=132円70銭台と昨日15時頃に比べ1円30銭ほど円高・ドル安に振れたことが東京市場の輸出株などの重しとなった。また、今晩、7月の米雇用統計が発表されることから、これを見極めたいとして積極的な買いを見送る向きもあり、寄付き段階では売り買いが拮抗した。なお、取引開始前に発表された6月の家計調査は2人以上世帯の実質消費支出が前年同月比3.5%増加した。QUICKがまとめた市場予想の中央値は同1.5%増だった。今日はクラシコム<7110>が東証グロースに上場した。
セクター別では、鉱業、石油石炭製品、ゴム製品、ガラス土石製品、水産・農林業などが値下がり率上位、鉄鋼、陸運業、証券商品先物、空運業、その他製品などが値上がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、コナミG<9766>、IHI<7013>、INPEX<1605>、三菱自<7211>、ホンダ<7267>、F&LC<3563>、ENEOS<5020>、東電力HD<9501>、三菱商事<8058>、ダイキン<6367>、信越化<4063>、三菱重<7011>、三菱UFJ<8306>などが下落。他方、SUMCO<3436>、日本製鉄<5401>、ニコン<7731>、任天堂<7974>、吉野家HD<9861>、東エレク<8035>、平和堂<8276>、大塚HD<4578>、KDDI<9433>、NTT<9432>、ファーストリテ<9983>、ソフトバンク<9434>、アドバンテスト<6857>、レーザーテック<6920>、ソフトバンクG<9984>などが上昇している。
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日経平均;27915.06;-17.14TOPIX;1926.63;-4.10
[寄り付き概況]
5日の日経平均は17.14円安の27915.06円と3日ぶり反落して取引を開始した。前日4日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は85.68ドル安の32726.82ドル、ナスダックは52.42ポイント高の12720.58で取引を終了した。週次失業保険申請件数の増加で、雇用減速を警戒した売りに、寄り付き後、下落。さらに、ペロシ下院議長の台湾訪問を受け、台湾を包囲した軍事演習中の中国が試射したミサイルが台湾上空通過の可能性が高いとの報道を受け、地政学的リスクの上昇を警戒した売りに一段安となった。ダウは終日軟調に推移。金利の低下で、ナスダック総合指数は底堅く推移し、プラス圏を維持し引けた。
今日の東京株式市場は寄付き段階では売り買いが交錯した。昨日の米株式市場でダウ平均やS&P500が下落した一方、ナスダック総合指数やフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が上昇したことが東京市場のハイテク株や半導体関連株の株価の支えとなった。また、主要企業の4-6月期決算発表が続いており、好業績銘柄への物色意欲が引き続き株価支援要因となった。一方、外為市場で1ドル=132円70銭台と昨日15時頃に比べ1円30銭ほど円高・ドル安に振れたことが東京市場の輸出株などの重しとなった。また、今晩、7月の米雇用統計が発表されることから、これを見極めたいとして積極的な買いを見送る向きもあり、寄付き段階では売り買いが拮抗した。なお、取引開始前に発表された6月の家計調査は2人以上世帯の実質消費支出が前年同月比3.5%増加した。QUICKがまとめた市場予想の中央値は同1.5%増だった。今日はクラシコム<7110>が東証グロースに上場した。
セクター別では、鉱業、石油石炭製品、ゴム製品、ガラス土石製品、水産・農林業などが値下がり率上位、鉄鋼、陸運業、証券商品先物、空運業、その他製品などが値上がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、コナミG<9766>、IHI<7013>、INPEX<1605>、三菱自<7211>、ホンダ<7267>、F&LC<3563>、ENEOS<5020>、東電力HD<9501>、三菱商事<8058>、ダイキン<6367>、信越化<4063>、三菱重<7011>、三菱UFJ<8306>などが下落。他方、SUMCO<3436>、日本製鉄<5401>、ニコン<7731>、任天堂<7974>、吉野家HD<9861>、東エレク<8035>、平和堂<8276>、大塚HD<4578>、KDDI<9433>、NTT<9432>、ファーストリテ<9983>、ソフトバンク<9434>、アドバンテスト<6857>、レーザーテック<6920>、ソフトバンクG<9984>などが上昇している。
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