注目トピックス 市況・概況
29日の米国市場ダイジェスト:米国株式市場は続伸、主要ハイテク決算を好感
配信日時:2022/08/01 07:29
配信元:FISCO
■NY株式:米国株式市場は続伸、主要ハイテク決算を好感
ダウ平均は315.50ドル高の32,845.13ドル、ナスダックは228.09ポイント高の12,390.69で取引を終了した。
連邦準備制度理事会(FRB)が注目しているインフレや期待インフレ指標の上昇を警戒し、寄り付き後に小幅下落。しかし、前日引け後に発表されたオンライン小売のアマゾン(AMZN)や携帯端末アップル(AAPL)の好決算を受けてハイテクセクターが強く、相場全体を押し上げ終日堅調に推移した。金利の低下も支援し、主要株価指数は上げ幅を拡大して終了。セクタ—別では小売、自動車・自動車部品が上昇した一方で、家庭・パーソナル用品が下落した。
エネルギー会社のエクソン(XOM)や再生可能燃料会社のシェブロン(CVX)は第2四半期決算で原油やガス価格の上昇が奏功し、四半期としては純利益が過去最高を記録したため、それぞれ買われた。携帯端末のアップル(AAPL)は四半期決算で内容が予想を上回ったほか、クック最高経営責任者(CEO)が成長加速見通しを示し、上昇。消費財メーカーのプロクター・アンド・ギャンブル(PG)は第2四半期決算の強弱まちまちな内容や、商品コストの上昇継続が引き続き問題になると悲観的な見通しが嫌気され、売られた。半導体メーカーのインテル(INTC)は第2四半期決算の調整後1株利益が予想に満たず大幅安。また、動画配信のロク(ROKU)も第2四半期決算で広告収入の低迷が明らかになったほか、景気後退による消費者への脅威がビジネスに影響すると悲観的な見通しを示し、下落した。
アトランタ連銀のボスティック総裁は、米国経済が景気後退入りしたとは考えておらず、インフレ抑制のためまだすべきことがあると、追加利上げを示唆した。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:米長期債利回り弱含みでドル買い縮小
29日のニューヨーク外為市場でドル・円は134円59銭まで上昇後、133円22銭まで反落し、133円27銭で引けた。ボスティック米アトランタ連銀総裁が米国経済が景気後退入りしたとは思わないとし、利上げを続ける計画を再確認したため金利上昇に伴うドル買いが優勢となった。さらに、米4-6月期雇用コスト指数(ECI)の伸びが予想を上回ったほか、連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ指標として注目の6月コアPCE価格指数やインフレ期待指数として注視している7月ミシガン大学5-10年期待インフレ率確報値がそれぞれ予想外に伸びが拡大したためドルが続伸。その後、根強い景気後退懸念に米債利回りが低下に転じ、ドル売りが再燃した。
ユーロ・ドルは1.0146ドルまで下落後、1.0226ドルまで上昇し、1.0226ドルで引けた。ユーロ・円は136円73銭から135円84銭まで反落。ポンド・ドルは1.2063ドルまで下落後、1.2190ドルまで反発。ドル・スイスは、0.9594フランまで上昇後、0.9508フランまで反落。
■NY原油:反発、一時101.88ドルまで買われる
NYMEX原油9月限終値:98.62 ↑2.20
29日のNY原油先物9月限は反発。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物9月限は、前営業日比+2.20ドル(+2.28%)の98.62ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは96.41ドル-101.88ドル。アジア市場で96.41ドルまで下げたが、株高を好感してニューヨーク市場の中盤にかけて101.88ドルまで買われる場面があった。需給ひっ迫の思惑も浮上。ただ、週末前で利食い売りも観測されており、通常取引終了後の時間外取引では主に98ドル台で推移した。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 33.81ドル +0.49ドル(+1.47%)
モルガン・スタンレー(MS) 84.30ドル +1.35ドル(+1.63%)
ゴールドマン・サックス(GS)333.39ドル +4.28ドル(+1.30%)
インテル(INTC) 36.31ドル -3.40ドル(-8.56%)
アップル(AAPL) 162.51ドル +5.16ドル(+3.28%)
アルファベット(GOOG) 116.64ドル +2.05ドル(+1.79%)
メタ(META) 159.10ドル -1.62ドル(-1.01%)
キャタピラー(CAT) 198.25ドル +10.41ドル(+5.54%)
アルコア(AA) 50.89ドル +1.81ドル(+3.69%)
ウォルマート(WMT) 132.05ドル +2.30ドル(+1.77%) <ST>
ダウ平均は315.50ドル高の32,845.13ドル、ナスダックは228.09ポイント高の12,390.69で取引を終了した。
連邦準備制度理事会(FRB)が注目しているインフレや期待インフレ指標の上昇を警戒し、寄り付き後に小幅下落。しかし、前日引け後に発表されたオンライン小売のアマゾン(AMZN)や携帯端末アップル(AAPL)の好決算を受けてハイテクセクターが強く、相場全体を押し上げ終日堅調に推移した。金利の低下も支援し、主要株価指数は上げ幅を拡大して終了。セクタ—別では小売、自動車・自動車部品が上昇した一方で、家庭・パーソナル用品が下落した。
エネルギー会社のエクソン(XOM)や再生可能燃料会社のシェブロン(CVX)は第2四半期決算で原油やガス価格の上昇が奏功し、四半期としては純利益が過去最高を記録したため、それぞれ買われた。携帯端末のアップル(AAPL)は四半期決算で内容が予想を上回ったほか、クック最高経営責任者(CEO)が成長加速見通しを示し、上昇。消費財メーカーのプロクター・アンド・ギャンブル(PG)は第2四半期決算の強弱まちまちな内容や、商品コストの上昇継続が引き続き問題になると悲観的な見通しが嫌気され、売られた。半導体メーカーのインテル(INTC)は第2四半期決算の調整後1株利益が予想に満たず大幅安。また、動画配信のロク(ROKU)も第2四半期決算で広告収入の低迷が明らかになったほか、景気後退による消費者への脅威がビジネスに影響すると悲観的な見通しを示し、下落した。
アトランタ連銀のボスティック総裁は、米国経済が景気後退入りしたとは考えておらず、インフレ抑制のためまだすべきことがあると、追加利上げを示唆した。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:米長期債利回り弱含みでドル買い縮小
29日のニューヨーク外為市場でドル・円は134円59銭まで上昇後、133円22銭まで反落し、133円27銭で引けた。ボスティック米アトランタ連銀総裁が米国経済が景気後退入りしたとは思わないとし、利上げを続ける計画を再確認したため金利上昇に伴うドル買いが優勢となった。さらに、米4-6月期雇用コスト指数(ECI)の伸びが予想を上回ったほか、連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ指標として注目の6月コアPCE価格指数やインフレ期待指数として注視している7月ミシガン大学5-10年期待インフレ率確報値がそれぞれ予想外に伸びが拡大したためドルが続伸。その後、根強い景気後退懸念に米債利回りが低下に転じ、ドル売りが再燃した。
ユーロ・ドルは1.0146ドルまで下落後、1.0226ドルまで上昇し、1.0226ドルで引けた。ユーロ・円は136円73銭から135円84銭まで反落。ポンド・ドルは1.2063ドルまで下落後、1.2190ドルまで反発。ドル・スイスは、0.9594フランまで上昇後、0.9508フランまで反落。
■NY原油:反発、一時101.88ドルまで買われる
NYMEX原油9月限終値:98.62 ↑2.20
29日のNY原油先物9月限は反発。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物9月限は、前営業日比+2.20ドル(+2.28%)の98.62ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは96.41ドル-101.88ドル。アジア市場で96.41ドルまで下げたが、株高を好感してニューヨーク市場の中盤にかけて101.88ドルまで買われる場面があった。需給ひっ迫の思惑も浮上。ただ、週末前で利食い売りも観測されており、通常取引終了後の時間外取引では主に98ドル台で推移した。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 33.81ドル +0.49ドル(+1.47%)
モルガン・スタンレー(MS) 84.30ドル +1.35ドル(+1.63%)
ゴールドマン・サックス(GS)333.39ドル +4.28ドル(+1.30%)
インテル(INTC) 36.31ドル -3.40ドル(-8.56%)
アップル(AAPL) 162.51ドル +5.16ドル(+3.28%)
アルファベット(GOOG) 116.64ドル +2.05ドル(+1.79%)
メタ(META) 159.10ドル -1.62ドル(-1.01%)
キャタピラー(CAT) 198.25ドル +10.41ドル(+5.54%)
アルコア(AA) 50.89ドル +1.81ドル(+3.69%)
ウォルマート(WMT) 132.05ドル +2.30ドル(+1.77%) <ST>
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