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リソル Research Memo(4):宿泊ニーズの多様化に対応、密を避ける宿泊が人気
配信日時:2022/07/19 15:24
配信元:FISCO
■事業概要
2. ホテル運営事業
ホテル運営事業はリソルホールディングス<5261>の主力事業で、“ホテルリソル”各種シリーズや温泉付き上級リゾート“スパ&ゴルフリゾート”、ペットと泊まれる“ペット&スパホテル”、暮らすように泊まる“リソルステイ(スイートヴィラ)」”など、多彩なブランドで全国に50以上の施設を運営している。こうしたブランドフォーメーションは、地域や滞在期間、利用目的などの面で利用者に「選べる利便性」を提供する一方、同社自身にとっても、地域・客層・競合など施設の諸条件を慎重に見定めながら運営の最適化を図ることができ、投資戦略やマーケティング戦略をきめ細かく設定できるというメリットがある。
主力ブランドの「ホテルリソル」は、「くつろぎを、デザインする。」をコンセプトに全国20ヶ所(2022年3月末、予定を含む)で展開、ホテル運営事業の収益の柱となっている。同ブランドには、主軸の「ホテルリソル」シリーズとワンランク上の「ホテルリソルトリニティ」シリーズがあり、自宅のようにくつろげる居心地の良い「リビングロビー(R)」※など、くつろぎの「リソルスタイル」が人気となっている。今後は宿泊サービスの提供だけでなく、付加価値の付いた滞在を提供する観光型ホテルへの転換を進めている。なお、感染対策の徹底など安心して利用できるサービスや、テレワークなどWithコロナの新たなニーズに対応した運営も強化している。そうしたなかで、「ホテルリソル町田」が東京都「社会と家族を守る宿泊型テレワークによるBCP支援事業」に、都内4ヵ所のホテルリソル(池袋・上野・秋葉原・町田)が東京都「高齢者の宿泊施設への滞在支援事業」の施設に選定されることとなった。
※リビングロビーは同社の登録商標。
コロナ禍で厳しい業況にあるが、国内旅行やインバウンドの復活が見え始めてきた今、ホテル運営事業の強化も進めている。コロナ禍に密を避けられるだけでなく1つ上の楽しみが付いた“スパ&ゴルフリゾート”や“ペット&スパホテル”、“スイートヴィラ”は好調である。なかでも久慈で展開を始めた「フェアウェイフロントヴィラ事業」は、ゴルフ場でのプライベート空間と開放感の両立が図れる戸建てスタイルが好評で、新しい価値観に対応した成長事業として横展開を始めている。
また、他人との接触が少なく密が避けられる一棟貸別荘の需要が増加する中、1泊から長期滞在まで「暮らすように泊まる」をコンセプトに別荘をシェアする「リソルステイ事業」の拡大を積極的に進めている。自社施設だけでなく利用率が低い別荘のオーナーに向けて、開業準備から運営・管理、集客に至る一切の業務を同社が代行するサービスを提案し、オーナーの負担軽減や収益最大化を図ると同時に、宿泊者の満足度向上を図っている。
「リソルステイ事業」を新たな収益の柱とするため、2027年3月期までに、関東近郊の有名リゾートを中心に500ヵ所の展開を目指し、現在、会員数と物件数の拡大を進めているところである。
「ゴルフバケーションクラブ」の販売推進
3. ゴルフ運営事業
ゴルフ運営事業は、シチュエーションとサービスの在り方に応じて4つの運営スタイルで顧客のニーズに対応している。品格や伝統を重視したワンランク上のサービスを提供する「上級」、レストランの上質化を図りながらゴルファーはもちろん家族や地域の人々が交流するコミュニティの場も提供する「カントリークラブ」、オペレーションの効率化でリーズナブルな価格を実現し気軽にたくさんゴルフを楽しめる「カジュアル」、リゾートホテルやヴィラに滞在しながらゴルフはもちろん上質な食事や観光などもゆったり楽しむことができる「リゾートコース」である。
2021年4月に開始した「木更津東カントリークラブ」の運営は好調のようだ。グループゴルフ場では、コロナ禍の法人需要(コンペ・宴会など)の減少は短期業績への打撃が大きいが、コロナ禍においても密を避けることができる施設のため、安全な屋外スポーツとして若者や女性を中心に個人の利用が増加している。さらに、女性・初心者向けの企画実施や、グループが運営する施設で共通に使える「リソルカードG」を用いたポイント企画の実施で新規顧客やリピーター客の確保を進めると同時に、ゴルフ場レストランの外来利用やキャンプサイト運営などでゴルフ外収益の獲得も図っている。
また、同社が新規事業として注力している「フェアウェイフロントヴィラ事業」の推進を図るため、「ゴルフバケーションクラブ 久慈」に続き、広島県の「瀬戸内ゴルフリゾート」において「ゴルフバケーションクラブ 瀬戸内」の募集を開始した。本会員権の販売形態は、共有持ち分による所有権型(対象住戸の12分の1)の会員制リゾートクラブとなっている。瀬戸内海を一望できる「瀬戸内ゴルフリゾート」にある戸建てスタイルのヴィラは、プライベート空間が保たれた、スイート仕様の広々とした室内でコースと一体化したウッドデッキテラスから、雄大なゴルフコースと瀬戸内海の絶景を同時に堪能することができる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)
<SI>
2. ホテル運営事業
ホテル運営事業はリソルホールディングス<5261>の主力事業で、“ホテルリソル”各種シリーズや温泉付き上級リゾート“スパ&ゴルフリゾート”、ペットと泊まれる“ペット&スパホテル”、暮らすように泊まる“リソルステイ(スイートヴィラ)」”など、多彩なブランドで全国に50以上の施設を運営している。こうしたブランドフォーメーションは、地域や滞在期間、利用目的などの面で利用者に「選べる利便性」を提供する一方、同社自身にとっても、地域・客層・競合など施設の諸条件を慎重に見定めながら運営の最適化を図ることができ、投資戦略やマーケティング戦略をきめ細かく設定できるというメリットがある。
主力ブランドの「ホテルリソル」は、「くつろぎを、デザインする。」をコンセプトに全国20ヶ所(2022年3月末、予定を含む)で展開、ホテル運営事業の収益の柱となっている。同ブランドには、主軸の「ホテルリソル」シリーズとワンランク上の「ホテルリソルトリニティ」シリーズがあり、自宅のようにくつろげる居心地の良い「リビングロビー(R)」※など、くつろぎの「リソルスタイル」が人気となっている。今後は宿泊サービスの提供だけでなく、付加価値の付いた滞在を提供する観光型ホテルへの転換を進めている。なお、感染対策の徹底など安心して利用できるサービスや、テレワークなどWithコロナの新たなニーズに対応した運営も強化している。そうしたなかで、「ホテルリソル町田」が東京都「社会と家族を守る宿泊型テレワークによるBCP支援事業」に、都内4ヵ所のホテルリソル(池袋・上野・秋葉原・町田)が東京都「高齢者の宿泊施設への滞在支援事業」の施設に選定されることとなった。
※リビングロビーは同社の登録商標。
コロナ禍で厳しい業況にあるが、国内旅行やインバウンドの復活が見え始めてきた今、ホテル運営事業の強化も進めている。コロナ禍に密を避けられるだけでなく1つ上の楽しみが付いた“スパ&ゴルフリゾート”や“ペット&スパホテル”、“スイートヴィラ”は好調である。なかでも久慈で展開を始めた「フェアウェイフロントヴィラ事業」は、ゴルフ場でのプライベート空間と開放感の両立が図れる戸建てスタイルが好評で、新しい価値観に対応した成長事業として横展開を始めている。
また、他人との接触が少なく密が避けられる一棟貸別荘の需要が増加する中、1泊から長期滞在まで「暮らすように泊まる」をコンセプトに別荘をシェアする「リソルステイ事業」の拡大を積極的に進めている。自社施設だけでなく利用率が低い別荘のオーナーに向けて、開業準備から運営・管理、集客に至る一切の業務を同社が代行するサービスを提案し、オーナーの負担軽減や収益最大化を図ると同時に、宿泊者の満足度向上を図っている。
「リソルステイ事業」を新たな収益の柱とするため、2027年3月期までに、関東近郊の有名リゾートを中心に500ヵ所の展開を目指し、現在、会員数と物件数の拡大を進めているところである。
「ゴルフバケーションクラブ」の販売推進
3. ゴルフ運営事業
ゴルフ運営事業は、シチュエーションとサービスの在り方に応じて4つの運営スタイルで顧客のニーズに対応している。品格や伝統を重視したワンランク上のサービスを提供する「上級」、レストランの上質化を図りながらゴルファーはもちろん家族や地域の人々が交流するコミュニティの場も提供する「カントリークラブ」、オペレーションの効率化でリーズナブルな価格を実現し気軽にたくさんゴルフを楽しめる「カジュアル」、リゾートホテルやヴィラに滞在しながらゴルフはもちろん上質な食事や観光などもゆったり楽しむことができる「リゾートコース」である。
2021年4月に開始した「木更津東カントリークラブ」の運営は好調のようだ。グループゴルフ場では、コロナ禍の法人需要(コンペ・宴会など)の減少は短期業績への打撃が大きいが、コロナ禍においても密を避けることができる施設のため、安全な屋外スポーツとして若者や女性を中心に個人の利用が増加している。さらに、女性・初心者向けの企画実施や、グループが運営する施設で共通に使える「リソルカードG」を用いたポイント企画の実施で新規顧客やリピーター客の確保を進めると同時に、ゴルフ場レストランの外来利用やキャンプサイト運営などでゴルフ外収益の獲得も図っている。
また、同社が新規事業として注力している「フェアウェイフロントヴィラ事業」の推進を図るため、「ゴルフバケーションクラブ 久慈」に続き、広島県の「瀬戸内ゴルフリゾート」において「ゴルフバケーションクラブ 瀬戸内」の募集を開始した。本会員権の販売形態は、共有持ち分による所有権型(対象住戸の12分の1)の会員制リゾートクラブとなっている。瀬戸内海を一望できる「瀬戸内ゴルフリゾート」にある戸建てスタイルのヴィラは、プライベート空間が保たれた、スイート仕様の広々とした室内でコースと一体化したウッドデッキテラスから、雄大なゴルフコースと瀬戸内海の絶景を同時に堪能することができる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)
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