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独金融部門に先行き不透明感、エネルギー危機で=金融監督庁長官

配信日時:2022/07/13 14:59 配信元:REUTERS

[ベルリン 13日 ロイター] - ドイツ連邦金融監督庁(BaFin)のマーク・ブランソン長官は13日付の南ドイツ新聞のインタビューで、ロシアのウクライナ侵攻などに伴うエネルギー危機の影響について、金融部門は先行き不透明感に見舞われているとの見方を示した。

「短期的に金融安定に対する深刻な脅威は見当たらないが、3カ月から6カ月後にもう一度聞いてほしい。状況は異なるかもしれない」と述べた。

ロシアがドイツへの天然ガス輸出をさらに削減するとの懸念が強まる中、エネルギー危機はドイツ経済全体に影響を与えると警告。「国家が全てを吸収することはできない」と語った。

ただ、貸し倒れに苦慮している銀行はあるが、今のところ金融システムは強固だと述べた。

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