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米ギャップ、シンガルCEO退任 今四半期の利益率悪化を予想

配信日時:2022/07/12 09:25 配信元:REUTERS

[11日 ロイター] - 米衣料小売りのギャップは11日、ソニア・シンガル最高経営責任者(CEO)が退任すると発表した。退任の理由は明らかにしていない。カジュアルウエアの需要低迷と株価下落に見舞われる中、就任から2年余りで退任となった。

また、第2・四半期(5─7月)はコスト上昇により、利益率が引き続き圧迫されると警告した。株価は引け後の時間外取引で約4%下落した。

ボブ・マーティン会長が暫定CEOに就任する。

同社最大のブランドながら業績が振るわないオールドネイビーのトップには、ウォルマート・カナダの最高責任者だったオラシオ・バルベイト氏が就くことになった。

ギャップは、在庫を一掃して新商品のスペースを確保するため販売促進を強化してきたことが第2・四半期の売上総利益率を押し下げるとの見方を示した。

第2・四半期の調整後の営業利益率はゼロからややマイナスになるとし、昨年の10.2%から大幅に低下すると予想。増収率も1桁台後半に落ち込むとみている。

シンガルCEOは、数十年ぶりの高インフレ下でのカジュアルウエアの需要低迷を受け通期の業績見通しを大幅に下方修正してからわずか数カ月で退任することになる。

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