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米外為市場サマリー:対ユーロでのドル買い波及で一時137円70銭台まで上昇

配信日時:2022/07/12 07:59 配信元:MINKABU
 11日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=137円44銭前後と前週末に比べて1円30銭強のドル高・円安。ユーロは1ユーロ=137円96銭前後と同70銭弱のユーロ安・円高だった。  ロシアとドイツをつなぐ天然ガスの主要パイプライン「ノルドストリーム」が11日から定期検査に入り、検査終了後もガス供給が回復しない可能性が意識されるなか、ガス不足による欧州の景気悪化懸念からユーロ売り・ドル買いが先行。これが対円でのドル買いに波及した。また、日本の参院選で自民党が大勝したことから日銀が金融緩和策を維持するとの見方が強まる一方、米連邦準備理事会(FRB)が積極的な金融引き締め続けるとの観測が根強いことから日米金融政策の方向性の違いに着目したドル買いなども流入し、ドル円相場は一時137円75銭と1998年9月以来およそ24年ぶりの水準まで上伸した。ただ、米長期金利の低下が重荷となり、ドルは買い一巡後に上値が重くなった。  ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0040ドル前後と前週末に比べて0.0140ドル強のユーロ安・ドル高だった。 出所:MINKABU PRESS

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