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11日の株式相場見通し=大幅続伸か、参院選自民圧勝でリスクオン

配信日時:2022/07/11 08:00 配信元:MINKABU
 11日の東京株式市場は、主力株をはじめ広範囲に買い優勢の展開となり、日経平均株価は2万6000円台後半で強調展開が想定される。参院選は自民党が圧勝し、岸田首相は2025年まで国政選挙がない「黄金の3年間」を掌中に収めた形となった。これにより政局安定に向けた期待が買いを後押ししそうだ。海外では前週末の欧州株市場がほぼ全面高に買われたほか、米国株市場では高安まちまちの展開だったものの、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は小幅ながら5日続伸と戻り足を強めている。注目された6月の米雇用統計は非農業部門の雇用者数の伸びが事前コンセンサスを上回ったことで、労働市場の堅調が確認され、景気後退への懸念が和らいだ。東京市場では足もと外国為替市場で円安基調が維持されていることも追い風となり、ハイテク主力株など中心に買い安心感が浮上している点も強みとなる。アジア株市場や米株価指数先物の動きを横目に、展開次第で日経平均は2万7000円台を意識するような、大幅な上昇も視野に入りそうだ。  8日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比46ドル40セント安の3万1338ドル15セントと3日ぶりに反落。ナスダック総合株価指数は同13.962ポイント高の1万1635.308だった。  日程面では、きょうは6月のマネーストック、5月の機械受注、7月の日銀さくらリポート、6月の工作機械受注など。海外ではニューヨーク連銀ウィリアムズ総裁の討議参加など。 なお、シンガポール、マレーシア市場は休場。 出所:MINKABU PRESS

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