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8日の株式相場見通し=続伸、世界株全面高様相でリスクオン継続

配信日時:2022/07/08 08:00 配信元:MINKABU
 8日の東京株式市場は主力株をはじめ広範囲にリスクを取る動きが強まり、日経平均株価は続伸、2万6000円台後半に歩を進める展開が予想される。前日の欧州株市場は文字通りの全面高となり上げ幅も総じて大きかった。この流れを引き継いで米国株市場でもNYダウ、ナスダック総合株価指数など主要株価が揃って上昇、ナスダック指数の上昇率は2%を超えた。この日発表された週間の新規失業保険申請件数を受け、米景気の強さが保たれているとの見方から、買いを誘う展開となった。世界経済減速に対する過度な警戒感の後退から景気敏感株が買われたほか、原油価格の上昇を受けエネルギー関連株などにも物色の矛先が向いている。世界株高の様相を受けて東京市場でも市場のセンチメントが強気に傾きそうだ。ただ、日経平均は前日の後場に先物主導で急伸しており、その分上げ幅は限定的となる可能性がある。1兆円規模とされるETF決算絡みの売りも警戒されるところ。また、日本時間今晩に予定される6月の米雇用統計発表を前に、この結果を見極めたいとの思惑が上値を重くする要因となる。なお、きょうはオプションSQ算出日にあたり、全体売買代金は膨らむ見通し。  7日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比346ドル87セント高の3万1384ドル55セントと続伸。ナスダック総合株価指数は同259.494ポイント高の1万1621.346だった。  日程面では、きょうは5月の家計調査、5月の国際収支、6月の景気ウォッチャー調査など。なお、きょうは株価指数オプション7月物のSQ算出日。海外では、6月の米雇用統計、5月の米卸売在庫・売上高、5月の米消費者信用残高など。 出所:MINKABU PRESS

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