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【↑】日経平均 大引け| 反発、欧米株高を受け主力株を中心に買い優勢 (7月7日)

配信日時:2022/07/07 18:15 配信元:MINKABU
日経平均株価 始値  26280.94 高値  26533.65(14:18) 安値  26136.99(10:40) 大引け 26490.53(前日比 +382.88 、 +1.47% ) 売買高  12億7895万株 (東証プライム概算) 売買代金  2兆9922億円 (東証プライム概算) ----------------------------------------------------------------- ■本日のポイント  1.日経平均は大幅反発、後場急伸し一時400円超の上昇  2.欧米株高でセンチメント改善、FOMC議事要旨に安心感も  3.半導体関連などグロース株の買い戻しが全体指数押し上げる  4.明日のオプションSQ算出を前に先物主導の買い戻し顕在化  5.値上がり銘柄数は値下がりの3倍超で全体の75%を占める ■東京市場概況  前日の米国市場では、NYダウは前日比69ドル高と反発した。FOMC議事録が「想定の範囲内」との反応が多く、買い安心感が強まった。  東京市場では、前日の欧米株高を受けリスクを取る動きが優勢となり、日経平均株価は一時400円を超える上昇をみせる場面もあった。  7日の東京市場は、リスクオンの流れに傾いた。前日の欧州株市場で主要国の株価が総じて上昇したほか、米国株市場でも上げ幅こそ小さかったものの、NYダウ、ナスダック総合株価指数ともにプラス圏で引けており、これに追随して主力株を中心に広範囲に買いが入った。注目されたFOMC議事要旨にはタカ派を一段と強調するような内容はみられず、マーケットに買い安心感が台頭した。半導体関連などグロース株への買い戻しが顕著となり日経平均を押し上げた。明日にオプションSQ算出を控え思惑が錯綜するなか、先物を絡めた空売りの買い戻しで後場寄りに上げ足を一気に強め、日経平均の上昇幅は一時400円を超える場面もあった。値上がり銘柄数は値下がり数の3倍以上となり、プライム市場全体の75%を占めている。  個別では、プライム市場で断トツの売買代金をこなしたレーザーテック<6920>が買い優勢だったほか、東京エレクトロン<8035>も上昇した。ソフトバンクグループ<9984>、トヨタ自動車<7203>などもしっかり。ソニーグループ<6758>も高い。イオン<8267>が商いを伴い大幅高となったほか、日本電産<6594>も上値を追った。わらべや日洋ホールディングス<2918>がストップ高に買われ値上がり率首位、リブセンス<6054>も値を飛ばした。横浜ゴム<5101>などの上げ足も目立つ。アシックス<7936>も物色人気に。  半面、任天堂<7974>が軟調、オリエンタルランド<4661>、日本航空<9201>も冴えない。大阪チタニウムテクノロジーズ<5726>は大きく値を下げた。KLab<3656>が急落したほか、ロイヤルホールディングス<8179>、テイクアンドギヴ・ニーズ<4331>も大幅安となった。サイゼリヤ<7581>、鳥貴族ホールディングス<3193>などの下げも目立った。  日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035>、ファナック <6954>、ダイキン <6367>、リクルート <6098>、KDDI <9433>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約112円。  日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はコナミG <9766>、ファストリ <9983>、バンナムHD <7832>、エムスリー <2413>、京成 <9009>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約11円。  東証33業種のうち上昇は26業種。上昇率の上位5業種は(1)ゴム製品、(2)電気機器、(3)輸送用機器、(4)食料品、(5)繊維製品。一方、下落率の上位5業種は(1)石油石炭製品、(2)空運業、(3)海運業、(4)陸運業、(5)倉庫運輸関連。 ■個別材料株 △山パン <2212> [東証P]  製品値上げによる収益効果と小麦価格の下落基調を好感。 △わらべ日洋 <2918> [東証P]  第1四半期は想定外の大幅増益に。 △ネクステージ <3186> [東証P]  三菱UFJモルガン・スタンレー証券が目標株価を引き上げ。 △ヘッドウォ <4011> [東証G]  大成建 <1801> [東証P]の「LifeCycleOS」パートナーに認定。 △アンジェス <4563> [東証G]  バイオ関連株物色の波に乗り75日線突破。 △住友大阪 <5232> [東証P]  セメント価格上昇で収益環境追い風。 △リンクバル <6046> [東証G]  「メタバース愛(アイ)ランド」をテスト開催へ。 △FDK <6955> [東証S]  全固体電池分野の展開力評価で投資資金が再攻勢。 △イオン <8267> [東証P]  3~5月期純利益は193億円に急拡大。 △コックス <9876> [東証S]  3~5月期最終黒字転換がサプライズに。 ▼ハナツアーJ <6561> [東証G]  「県民割の全国拡大延期で調整」との報道。 ▼KLab <3656> [東証P]  第2四半期業績に減損損失4億1002万円を計上。  東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)わらべ日洋 <2918>、(2)イオン <8267>、(3)リブセンス <6054>、(4)大黒天 <2791>、(5)マニー <7730>、(6)システムサポ <4396>、(7)プレミアG <7199>、(8)スタティアH <3393>、(9)シグマクシス <6088>、(10)浜ゴム <5101>。  値下がり率上位10傑は(1)KLab <3656>、(2)ロイヤルHD <8179>、(3)大阪チタ <5726>、(4)T&Gニーズ <4331>、(5)物語コーポ <3097>、(6)サイゼリヤ <7581>、(7)アイケイ <2722>、(8)鳥貴族HD <3193>、(9)ディップ <2379>、(10)リゾートトラ <4681>。 【大引け】  日経平均は前日比382.88円(1.47%)高の2万6490.53円。TOPIXは前日比26.36(1.42%)高の1882.33。出来高は概算で12億7895万株。東証プライムの値上がり銘柄数は1380、値下がり銘柄数は403となった。東証マザーズ指数は673.43円(6.29円安)。 [2022年7月7日] 株探ニュース

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