バンクマンフリード氏のＦＴＸ、ロビンフッド買収可能性を検討＝通信社

［２７日　ロイター］ - サム・バンクマンフリード氏が率いる暗号資産（仮想通貨）交換所ＦＴＸが、新興ネット証券ロビンフッドの買収の可能性を模索している。ブルームバーグが２７日、事情に詳しい関係者の話として伝えた。

報道によると、ＦＴＸはまだ社内でロビンフッドの買収方法を議論している段階にあり、ロビンフッドが正式な買収提案を受け取ったわけではない。

ロビンフッドはコメントを拒否した。

バンクマンフリード氏は電子メールを通じた声明で「われわれはロビンフッドの事業の将来性とわれわれがその提携相手になれる可能性に期待している」と述べたが、ロビンフッド側と具体的なＭ＆Ａの話はしていないと付け加えた。

先月、バンクマンフリード氏はロビンフッドの株式７．６％を取得していると明らかにした上で、経営権を取得するつもりはないと語っていた。

ロビンフッドは議決権比率の高い種類株を発行しており、何人かの創業者が全体で議決権の６４％を握っている。