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ウクライナ避難民の流入、ユーロ圏の労働力不足緩和も=ECB

配信日時:2022/06/20 17:49 配信元:REUTERS

[フランクフルト 20日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)は20日、ウクライナの避難民が欧州連合(EU)に流入することで、ユーロ圏の労働力不足が次第に和らぐ可能性があるとの見方を示した。一部の避難民が定住する可能性が高いとしている。

ロシアのウクライナ侵攻後、女性と子供を中心に約700万人がウクライナを出国。出国は現在も続いており、多くの人がEU加盟国で安定した職に就くことを求めている。

ECBは経済報告で「単純計算すれば、ユーロ圏の労働力は中期的に中央値で0.2─0.8%増える。ウクライナ難民危機の結果、ユーロ圏の労働力は30万─130万人増えることになる」と指摘した。

ユーロ圏の失業率は過去最低水準で、避難民の流入でタイトな労働市場が「やや緩和される」可能性があるという。

ただ行政的な障壁で就業が難しい可能性もあるとしている。

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