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日銀、金融政策の現状維持を決定 指し値オペの連日実施も再表明

配信日時:2022/06/17 11:52 配信元:REUTERS

[東京 17日 ロイター] - 日銀は16─17日に開いた金融政策決定会合で、現行の長短金利操作(イールドカーブ・コントロール)付き量的・質的金融緩和政策の継続を賛成多数で決めた。日銀は「明らかに応札が見込まれない場合を除き、10年物国債金利0.25%での指し値オペを毎営業日実施する」と改めて表明した。

政策金利の目標は賛成8、反対1で据え置きを決定した。短期金利は、引き続き日銀当座預金のうち政策金利残高にマイナス0.1%の金利を適用。長期金利は、10年物国債金利がゼロ%程度で推移するよう、上限を設けず必要な金額の長期国債の買い入れを行う。

声明では、金融・為替市場の動向やその日本経済・物価への影響について「十分注視する必要がある」と指摘。為替に言及するのは異例。

(和田崇彦)

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