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東京株式(大引け)=105円高、FOMC通過後の米株高好感も上げ幅は限定的に

配信日時:2022/06/16 15:47 配信元:MINKABU
 16日の東京株式市場は、前日の米国株市場がFOMC通過後に大きく上昇する展開となったことを受け、リスク選好の流れとなったが、買い意欲は限定的だった。  大引けの日経平均株価は前営業日比105円04銭高の2万6431円20銭と5日ぶり反発。プライム市場の売買高概算は11億3069万株、売買代金概算は2兆6416億円。値上がり銘柄数は1216、対して値下がり銘柄数は561、変わらずは61銘柄だった。  きょうの東京市場は、朝方は主力株中心に買い戻される流れとなり、日経平均は一時600円以上の上昇で2万6900円台まで水準を切り上げた。しかし、その後は戻り売りで上値が重くなり、前場中盤を境に一貫して上げ幅を縮める展開に。注目されたFOMCではFRBが0.75%の利上げを決めたが、パウエル議長の記者会見で利上げにそれほど積極的ではないとの見方が広がり、NYダウなど主要株価指数は揃って上昇した。ただ、各指数ともに引け際に伸び悩むなど、潜在的な戻り売りニーズの強さも観測された。東京市場では、前日までの4営業日で日経平均が1900円強の下落をみせていたこともあり、空売りの買い戻しや自律反発狙いの押し目買いが入ったが、米金融引き締めに対する不安心理は拭えず、前場中盤以降は一貫して上げ幅を縮小した。  個別では、トヨタ自動車<7203.T>が堅調、ソニーグループ<6758.T>もしっかり。ファーストリテイリング<9983.T>が上昇し、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>などメガバンクも買いが優勢だった。三菱重工業<7011.T>も上値を追った。このほか武田薬品工業<4502.T>も強さを発揮した。オークネット<3964.T>が急騰、テイクアンドギヴ・ニーズ<4331.T>、インテリジェント ウェイブ<4847.T>も値を飛ばした。マルハニチロ<1333.T>が物色人気、国際紙パルプ商事<9274.T>も高い。  半面、レーザーテック<6920.T>、東京エレクトロン<8035.T>が後場に入りマイナス圏に沈んだほか、川崎汽船<9107.T>、日本郵船<9101.T>なども軟調、三井ハイテック<6966.T>も売られた。新光電気工業<6967.T>が大きく値を下げた。GMOグローバルサイン・ホールディングス<3788.T>が急落。カカクコム<2371.T>も大幅安。マネジメントソリューションズ<7033.T>が下げ止まらず、レノバ<9519.T>も値を下げた。 出所:MINKABU PRESS

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