独ＺＥＷ景気期待指数、6月は小幅に改善

［ベルリン　１４日　ロイター］ - 独欧州経済センター（ＺＥＷ）が１４日発表した６月のドイツ景気期待指数はマイナス２８．０で、前月のマイナス３４．３から小幅に改善した。

多くのリスク要因により、依然としてマイナス圏にあるが、金融市場の専門家の間で景気に対する悲観的な見方がやや後退した。

ロイターがまとめた予想はマイナス２７．５だった。

ＺＥＷのワムバッハ所長は「経済は依然として多くのリスク要因にさらされている。対ロシア制裁の影響、中国の新型コロナウイルス流行を巡る不透明感、金融政策の道筋の段階的な変更などだ」と指摘。

「このため、期待指数は改善したが、依然として大幅なマイナス圏にある」と述べた。

現況指数はマイナス２７．６。前月はマイナス３６．５、市場予想はマイナス３１．０だった。