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米CPI、5月は前月比1.0%上昇 ガソリンや食品価格が押し上げ

配信日時:2022/06/11 00:08 配信元:REUTERS

[ワシントン 10日 ロイター] - 米労働省が10日に発表した5月の消費者物価指数(CPI、季節調整済み)は前月比1.0%上昇した。 市場予想は0.7%上昇だった。4月は0.3%上昇していた。

ガソリン価格が過去最高となり、サービス価格も上昇したのが5月のCPI上昇率加速につながった。米連邦準備理事会(FRB)は、高インフレ対策として9月まで50ベーシスポイント(bp)の利上げを継続する可能性がある。

米国自動車協会(AAA)によると、5月のガソリン価格は1ガロン当たり平均4.37ドル。10日には1ガロン当たり5ドルに迫っており、6月のCPIも高止まりが予想される。

家賃、ホテル宿泊、航空券などのサービス価格も高水準だった。モノからサービスへの支出のシフトがインフレを抑えるとの期待感もあった。だが、労働市場の逼迫(ひっぱく)で賃金が上昇し、サービス価格も上昇した。

CPIの前年同月比は8.6%上昇。4月は8.3%上昇だった。市場では4月がピークになると予想していた。

変動の大きい食品とエネルギーを除くコア指数は前月比0.6%上昇となり、伸び率は4月と同じだった。

コア指数は前年同月比で6.0%上昇し、4月は6.2%上昇していた。インフレ率は全ての指標でFRB目標の前年比2%をはるかに上回っている。

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