９日の米株式市場の概況、ダウ平均株価は６３８ドル安と大幅続落

　９日の米株式市場では、ＮＹダウが前日比６３８．１１ドル安の３万２２７２．７９ドルと大幅続落した。 　 　欧州中央銀行（ＥＣＢ）は７月に量的緩和政策を終えることを決定し、同月中に政策金利の０．２５％を行い、９月も利上げを実施する見通しが示された。ＥＣＢの決定を受け、欧州の国債利回りが上昇し、米１０年債利回りも一時３．０７％をつけた。１０日には米５月消費者物価指数（ＣＰＩ）の発表を予定していることもあり、米株式市場には警戒感が高まるなか売りが膨らむ展開。ハイテク株などを中心に下落が目立った。アップル＜AAPL＞やアマゾン＜AMZN＞、メタ・プラットフォームズ＜META＞（旧フェイスブック）が安く、テスラ＜TSLA＞やエヌビディア＜NVDA＞、アドバンスト・マイクロ・デバイシズ＜AMD＞が下落した。エクソン・モービル＜XOM＞やシェブロン＜CVX＞が安く、JPモルガン＜JPM＞やバンカメ＜BAC＞が値を下げた。半面、コストコ・ホールセール＜COST＞やホーム・デポ＜HD＞が高く、NXPセミコンダクターズ＜NXPI＞やスターバックス＜SBUX＞が上昇した。 　ナスダック総合株価指数は、３３２．０４５ポイント安の１万１７５４．２２６と続落した。出来高概算は、ニューヨーク市場が８億９５４２万株だった。 出所：MINKABU PRESS

Copyright (C) MINKABU, Inc. All rights reserved.