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東京株式(大引け)=12円高、小幅に5日続伸も値下がり銘柄数多くTOPIXはマイナス

配信日時:2022/06/09 15:48 配信元:MINKABU
 9日の東京株式市場は、目先利益確定の売りをこなし日経平均は上値追いを継続。ただ、終盤に値を消す展開となり上げ幅はわずかにとどまった。  大引けの日経平均株価は前営業日比12円24銭高の2万8246円53銭と小幅ながら5日続伸。プライム市場の売買高概算は12億8727万株、売買代金概算は3兆2139億円。値上がり銘柄数は786、対して値下がり銘柄数は966、変わらずは86銘柄だった。  きょうの東京市場は寄り付き売りが先行したものの、日経平均はすぐにプラス圏に切り返す展開をみせ、後場に入ると先物主導で一段高に買われる場面があった。原油価格上昇を受け資源エネルギー関連株の一角が買われたほか、急速な円安を背景に自動車株などに堅調な銘柄が多い。一方、世界景気の減速懸念から海運株への売りが目立ち、鉄鋼やハイテク株なども利益確定の動きに押される展開となった。日経平均は後場に150円以上高い場面もあったが、取引終盤は手仕舞い売りが出て、値を消す展開に。今晩予定されるECB理事会とラガルド総裁の記者会見を前に買いが手控えられた。日経平均は小幅プラス圏を維持したが、TOPIXはわずかながら安く引けている。また、値上がり銘柄数を値下がり銘柄数が上回った。  個別では、売買代金首位となったソフトバンクグループ<9984.T>が買い優勢だったほか、ファーストリテイリング<9983.T>が上昇した。INPEX<1605.T>が高く、大阪チタニウムテクノロジーズ<5726.T>も値を上げた。任天堂<7974.T>、キーエンス<6861.T>なども堅調。アイル<3854.T>、サンデン<6444.T>が急騰、アイ・アールジャパンホールディングス<6035.T>も買い戻しで大幅反騰、ファーマフーズ<2929.T>、SREホールディングス<2980.T>、ソースネクスト<4344.T>も値を飛ばした。  半面、日本郵船<9101.T>、川崎汽船<9107.T>などが大きく売られたほか、東京エレクトロン<8035.T>、アドバンテスト<6857.T>など半導体製造装置関連株も下落した。日立製作所<6501.T>、村田製作所<6981.T>なども軟調。シャープ<6753.T>が大きく値を下げたほか、新光電気工業<6967.T>、日本農薬<4997.T>、くら寿司<2695.T>なども下値を探った。 出所:MINKABU PRESS

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