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東京株式(大引け)=28円高、一時2万8000円台回復も終盤に上げ幅縮小

配信日時:2022/06/07 15:48 配信元:MINKABU
 7日の東京株式市場は買い優勢の展開で日経平均株価は一時2万8000円大台を回復したが、取引終盤に急速に伸び悩み、上昇幅はわずかだった。  大引けの日経平均株価は前営業日比28円06銭高の2万7943円95銭と小幅ながら3日続伸。プライム市場の売買高概算は11億7458万株、売買代金概算は2兆6762億円。値上がり銘柄数は1031、対して値下がり銘柄数は728、変わらずは79銘柄だった。  きょうの東京市場は、リスク選好の流れが続いたが日経平均の上値も重かった。前日の米国株市場ではNYダウなど主要株価指数が朝高後に値を消し、小幅な上昇にとどまった。ただ、外国為替市場で1ドル=133円近辺まで急速な円安が進んだことが自動車など輸出株に追い風材料となり、日経平均は朝方こそ軟調気味に推移したものの、その後は切り返して2万8000円大台を回復した。しかし、後場後半になると利益確定を急ぐ動きが表面化し、日経平均は再び値を消す展開に。それでもマイナス圏には沈むことなく、2万7900円台で引けている。今週予定されるECB理事会や5月の米CPI発表を控え、積極的に上値を買い進む動きはみられなかった。国内でも今週末にメジャーSQ算出を控えていることもあって、様子見ムードが拭えなかった。  個別では、ソフトバンクグループ<9984.T>、トヨタ自動車<7203.T>がしっかり。大阪チタニウムテクノロジーズ<5726.T>、東邦チタニウム<5727.T>が物色人気となり、三菱重工業<7011.T>も上値を追った。ダブル・スコープ<6619.T>は大商いで値を飛ばした。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>などメガバンクも堅調。三菱商事<8058.T>が買いを集めたほか、ジャムコ<7408.T>、豊和工業<6203.T>、芝浦メカトロニクス<6590.T>、Jパワー<9513.T>などが大幅高を演じた。  半面、レーザーテック<6920.T>、東京エレクトロン<8035.T>など半導体製造装置関連が売られ、川崎重工業<7012.T>も下落した。メルカリ<4385.T>の下げも目立つ。アイ・アールジャパンホールディングス<6035.T>が連日のストップ安、Sansan<4443.T>も急落した。ベイカレント・コンサルティング<6532.T>が大幅安、アステリア<3853.T>も大きく利食われた。 出所:MINKABU PRESS

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