１日の米株式市場の概況、米長期金利上昇を警戒しＮＹダウは続落

　１日の米株式市場では、ＮＹダウが前日比１７６．８９ドル安の３万２８１３．２３ドルと続落した。 　 　米１０年債利回りが２．９％台に上昇したことが警戒され、ＮＹダウ、ナスダック指数ともに軟調に推移した。この日発表された米５月ＩＳＭ製造業景況感指数は５６．１と堅調で市場予想（５４．５）を上回ったことから、米金融政策の引き締め傾向が続くとの見方が強まった。ＮＹダウは一時４００ドルを超す下落となったが、売り一巡後は下げ渋った。テスラ＜TSLA＞やメタ・プラットフォームズ＜FB＞（旧フェイスブック）が安く、エヌビディア＜NVDA＞やアドバンスト・マイクロ・デバイシズ＜AMD＞が軟調。ウォルマート＜WMT＞やコストコ・ホールセール＜COST＞が値を下げた。半面、アマゾン＜AMZN＞やマイクロソフト＜MSFT＞が高く、セールスフォース・ドット・コム＜CRM＞が急伸した。エクソン・モービル＜XOM＞やオクシデンタル・ペトロリアム＜OXY＞など石油株も堅調だった。 　ナスダック総合株価指数は、８６．９３１ポイント安の１万１９９４．４６０と続落した。出来高概算は、ニューヨーク市場が９億９７２１万株だった。 出所：MINKABU PRESS

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