ドイツ消費者信頼感指数、6月は－26.0に小幅上昇＝ＧｆＫ

［ベルリン　２５日　ロイター］ - ドイツの市場調査グループＧｆＫが２５日発表した６月の独消費者信頼感指数はマイナス２６．０と、過去最低だった５月の改定値（マイナス２６．６）から小幅上昇した。

ただ、高インフレとウクライナ戦争が引き続き家計消費の重しとなっている。

ロイターがまとめた市場予想と一致した。調査は５月５日から１６日に約２０００人を対象に実施した。

ＧｆＫの専門家ロルフ・ビュルクル氏は「消費者信頼感は若干改善したかもしれないが、絶対的な水準は依然として低い」とし、「新型コロナウイルス関連規制の一段の緩和にもかかわらず、ウクライナ戦争と特に高インフレが消費者信頼感の大きな重しとなっている」と指摘。

下落基調が持続的に反転するには、和平交渉の成功でウクライナ戦争が終結し、欧州中央銀行（ＥＣＢ）の支援でインフレが目に見えて鈍化する必要があると述べた。

JUN 2022 MAY 2022 JUN 2021

Consumer climate -26.0 -26.6 -6.9

Consumer climate components MAY 2022 APR 2022 MAY 2021

- willingness to buy -11.1 -10.6 10.0

- income expectations -23.7 -31.3 19.5

- business cycle expectations -9.3 -16.4 41.1