寄り付き概況

日経平均は252円高でスタート、日本郵船や東京海上などが上昇

配信日時:2022/05/23 09:25 配信元:FISCO
[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;26991.42;+252.39TOPIX;1892.73;+15.36


[寄り付き概況]

 5月23日の日経平均は前週末比252.39円高の26991.42円と続伸でスタート。20日の米国市場でダウ平均は8.77ドル高の31261.90ドル、ナスダックは33.88ポイント安の11354.62で取引を終了。

 都市封鎖で景気後退が懸念されている中国において、中国人民銀行(中央銀行)が経済支援を目指した予想外の利下げを実施、世界経済の鈍化懸念が緩和し、寄り付き後上昇。ただ、国内経済が来年にも景気後退入りするとの懸念が根強く、次第に売り圧力が強まり、下落に転じた。

 一方、この日は大規模なオプションが満期を迎え、荒い展開のなか引けにかけてNYダウは再びプラス圏を回復。ナスダック総合指数は小幅下落となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比55円安の26715円。米国市場の動きは週末がオプションの満期日だったことでテクニカル的な要因も影響したと見られている他、国内においては「政権幹部が『金融所得課税』で議論先送り示唆」との報道も追い風との指摘も一部で聞かれているなかで、日経平均は寄り付きから上げ幅を縮めつつも買い優勢の状況を維持している。

 東証プライム市場の売買代金上位では、日本郵船<9101>、川崎汽船<9107>、東京海上<8766>などが上昇する反面、ダブル・スコープ<6619>やINPEX<1605>などが下落。業種別では、保険、海運、医薬品などが上昇率上位で推移。

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