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ウクライナGDP、22年は60%減も 最悪シナリオで=モルガンS

配信日時:2022/05/19 09:15 配信元:REUTERS

[ロンドン 18日 ロイター] - 米モルガン・スタンレーは18日、ウクライナの国内総生産(GDP)について、ロシアの侵攻を受けた紛争がさらに長期化し、明確な解決策が見つからない場合、2022年に前年比60%減少する可能性があるとの見方を示した。

ウクライナが南部の黒海へのアクセスを失うなどの最悪のシナリオに基づいている。

紛争は長引くが「激しさが弱まる」という基本シナリオでは22年のGDPは39%減少を見込む。

同行のエコノミストはリサーチノートで「輸入急減により対外収支の悪化は限定的にとどまる見込みだが、財政やより全般的な資金ニーズが大きな課題だ」と指摘した。

同行は、ウクライナの資金ニーズは月47億ドルとみており、復興に向けた国際援助をどのように活用するかが長期的な経済見通しにおいて重要な役割を果たすとしている。

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