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仏ソジェンのウデアCEO、来年退任意向を発表 金融危機以来15年在任

配信日時:2022/05/18 10:35 配信元:REUTERS

[パリ 17日 ロイター] - フランスの銀行大手ソシエテ・ジェネラル(ソジェン)のフレデリック・ウデア最高経営責任者(CEO)は17日、来年の退任の意向を発表した。欧米が金融危機に見舞われた2008年以来、在任は15年にわたり、欧州銀行界で最も長くCEOを務めている1人だった。

発表のタイミングは突然だったが、同氏は「感慨深い決定ではあるが、穏やかな気持ちでいる」と表明した。ソジェンは後任探しに着手すると発表した。

ウデア氏は1995年にソジェンに入行。03年に最高財務責任者(CFO)に就任し、トレーダーの不正行為による株式デリバティブ巨額損失が発覚した不祥事を受ける形でCEOに昇格。一時は会長も兼務した。中東欧事業の売却や法人向けや投資銀行業務の強化などにより、同社の利益向上と資本の健全化に貢献した。直近ではロシア事業撤退のため同事業をロシア政府に近い新興財閥の実業家に売却する交渉をまとめ上げた。

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