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17日の株式相場見通し=売り優勢、米景気減速と金融引き締めを警戒

配信日時:2022/05/17 08:00 配信元:MINKABU
 17日の東京株式市場は強弱観対立も売りに押される展開となり、日経平均株価は弱含みで推移しそうだ。米国株市場ではひところより売り圧力は緩和しているものの、はっきりしない地合いが続いている。前日はNYダウがしっかりした動きを示したものの上値も重く、プラス圏で着地したが上げ幅はわずかだった。一方でハイテク株が売り直されナスダック総合株価指数は反落して引けている。景気減速懸念やFRBによる金融引き締め強化に対する警戒感が拭えない。5月のNY連銀製造業景況指数が大幅に悪化し景気鈍化を示唆しているほか、原油価格が再び上昇基調を強めていることも、企業のコスト上昇につながるとの見方で株式市場にネガティブに働いている。東京市場では、前週末に日経平均が急反騰をみせ、週明けも強調展開を維持したが、空売りの買い戻しによる部分が大きく、実需の買いは盛り上がりを欠いた状態だ。企業の決算発表ラッシュが終了したことで、買い手掛かり材料も少なく、全体相場は先物を絡め不安定な値動きが想定される。  16日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比26ドル76セント高の3万2223ドル42セントと小幅続伸。ナスダック総合株価指数は同142.211ポイント安の1万1662.791だった。  日程面では、きょうは3月の第3次産業活動指数など、海外では豪中銀理事会の議事要旨(5月開催分)、タイの1~3月期GDP、4月の英失業率、ユーロ圏1~3月期GDP、4月の米小売売上高、4月の米鉱工業生産指数・設備稼働率、3月の米企業在庫、5月の米NAHB住宅市場指数など。 出所:MINKABU PRESS

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