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東京株式(大引け)=46円高、米CPI発表前で強弱観対立し不安定な値動き

配信日時:2022/05/11 15:54 配信元:MINKABU
 11日の東京株式市場は強弱観が対立。日経平均は朝方安く始まったものの、その後先物を絡め下げ渋り、後場はプラス圏で推移したが上値も重かった。  大引けの日経平均株価は前営業日比46円54銭高の2万6213円64銭と3日ぶり反発。プライム市場の売買高概算は13億6854万株、売買代金概算は3兆2045億円。値上がり銘柄数は629、対して値下がり銘柄数は1158、変わらずは50銘柄だった。  きょうの東京市場は、朝方は売りが先行した。前日の米国株市場でNYダウが朝方に大きく買われた後、急速に値を消し結局マイナス圏で引けるという地合いの悪さが影響した。米インフレへの警戒感が強まるなか、日本時間今晩に発表される4月の米CPIを目前にして買いが入りにくかった。ただ、売り急ぐ動きもなく、日経平均は先物を絡め、方向感の見えにくい不安定な値動きに終始した。一部機関投資家のポジション調整による買い戻しが観測されたほか、企業の決算発表が本格化するなか、好決算銘柄を買う動きが全体相場を支えた。また、セクター別では海運大手に投資資金が集中した。このほか日経平均寄与度の高い値がさ株が買われたものの、全体でみれば値下がり銘柄数が全体の6割以上を占め、TOPIXは安く引けている。  個別では、東京エレクトロン<8035.T>、レーザーテック<6920.T>など半導体製造装置関連の主力株が大きく値を上げたほか、任天堂<7974.T>も大幅高。日本郵船<9101.T>、川崎汽船<9107.T>など海運株の上昇も目立った。ダイキン工業<6367.T>が高く、日本製鉄<5401.T>も上昇、レノバ<9519.T>は急騰し値上がり率トップとなった。BEENOS<3328.T>、デクセリアルズ<4980.T>、フィールズ<2767.T>がストップ高、東邦チタニウム<5727.T>も一時値幅制限上限に買われた。  半面、売買代金トップのトヨタ自動車<7203.T>が下落、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>などメガバンクも売られた。住友金属鉱山<5713.T>も安い。大平洋金属<5541.T>はストップ安となり、JMDC<4483.T>も一時値幅制限いっぱいに売り込まれた。大商いのアイフル<8515.T>が大きく下落したほか、静岡銀行<8355.T>など地銀株の下げも目立った。 出所:MINKABU PRESS

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