寄り付き概況

日経平均は298円安でスタート、ソニーグループやファーストリテなどが下落

配信日時:2022/05/09 09:21 配信元:FISCO
[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;26705.32;-298.24TOPIX;1899.84;-16.07


[寄り付き概況]

 5月9日の日経平均は前週末比298.24円安の26705.32円と反落でスタート。6日の米国市場でダウ平均は98.60ドル安の32899.37ドル、ナスダックは173.03ポイント安の12144.66で取引を終了。

 4月雇用統計で雇用の伸びが予想を上回ったほか、労働参加率が低下したことで、労働市場のひっ迫が再確認され、連邦準備制度理事会(FRB)の利上げへの警戒感から寄り付き後、大幅下落。金利動向に左右される形で、一時上昇に転じる局面もあったが、戻り売り圧力が強く、終日軟調に推移した。引けにかけては、押し目買いに支えられ、下げ幅を縮小。

 シカゴ日経225先物清算値は大阪比225円安の26885円。シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、本日の日経平均は売り先行で取引を開始。米ハイテク株安の流れの他、G7首脳はロシア産原油の禁輸に向けて取り組むと表明したことも気がかり材料となる中、リスク回避の動きが優勢のようだ。また、今週は決算発表が集中することも手掛けづらさの一因に。

 東証プライム市場の売買代金上位では、レーザーテック<6920>、商船三井<9104>、日本航空<9201>などが上昇する反面、ソニーグループ<6758>、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、オリエンタルランド<4661>、JFE<5411>などが下落。業種別では、鉄鋼、非鉄金属、機械などが下落率上位で推移。

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