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ベネトン一族のアトランティア、崩落起こした道路運営会社の売却完了

配信日時:2022/05/06 13:46 配信元:REUTERS

[ミラノ 5日 ロイター] - イタリアのベネトン一族が主導するインフラグループのアトランティアは5日、傘下の高速道路運営アウトストラーデの株式売却を完了したと発表した。売却額は81億9900万ユーロ(86億ドル)相当。43人の死者を出した2018年の北部ジェノバでの高速道路高架橋の崩落から約4年たち、アトランティアの高速道路事業からの撤退がようやく完了した。

アトランティアが保有していたアウトストラーデの88%の株式は、イタリア預託貸付公庫(CDP)が主導する企業連合が取得。企業連合は投資会社を通じて資産も取得する。投資会社は公庫が51%、オーストラリアのマッコーリーが24.5%、米ブラックストーンが24.5%を出資している。

アウトストラーデ売却を巡っては他の複数のインフラファンドが3月に接触してきていたが、ベネトン一族はこれを拒絶し、4月にブラックストーンが支援する公開買い付け開始と非上場化計画を発表していた。

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