仏4月サービスＰＭＩは58.9、4年ぶり高水準

［４日　ロイター］ - Ｓ＆Ｐグローバルが４日発表した４月のサービス部門購買担当者景気指数（ＰＭＩ）改定値は５８．９ポイントと、２０１８年１月以来の高水準となった。新型コロナウイルス対策の規制緩和が追い風となった。

前月の５７．４から上昇した。速報値（５８．８）とほぼ同水準だった。

総合ＰＭＩ改定値は５７．６と３月の５６．３から上昇した。こちらも速報値（５８．８）とほぼ一致した。

Ｓ＆Ｐグローバルのシニアエコノミスト、ジョー・ヘイズ氏は、「４月も仏サービス業は好調だった」と指摘。「経済は引き続き新型コロナ関連規制の緩和による恩恵を受けている。多くの企業が受注の持続的な力強い伸びについて、新型コロナ禍後の回復によるものとの見方を示した」と分析した。

ただ「物価の上昇は見通しのリスクだ」とし、４月の生産コストは過去最高水準で、一部の回答者はインフレ高進が企業活動に与える影響を懸念していると述べた。