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仏製造業PMI、4月は上方改定 物価上昇懸念が受注押し上げ

配信日時:2022/05/02 17:31 配信元:REUTERS

[パリ 2日 ロイター] - S&Pグローバルが2日発表した、4月のフランス製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値は55.7で、1年7カ月ぶりの低水準だった前月の54.7から上昇した。速報値の55.4からも上方改定された。ただ物価上昇やウクライナ紛争が製造業を圧迫しており、景況の改善傾向は短命に終わる可能性がある。

4月は新規受注が回復したが、これは顧客がさらなる価格上昇や供給問題を見越して購入を早めたためだ。

S&Pグローバルのエコノミストは「納期を除く全ての構成指数が良好だった4月の傾向は短命に終わる可能性がある。発注を今のところ前倒ししている顧客が将来、値上がりした価格での発注をためらうことも考えられ、需要の状況は早期に悪化しかねない」と述べた。

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