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東京株式(大引け)=313円安、米株急落嫌気しリスクオフ加速も後場下げ渋る展開に

配信日時:2022/04/27 15:52 配信元:MINKABU
 27日の東京株式市場は、前日の米株急落を受け大きく売り優勢に傾き、日経平均は一時600円以上下げる場面があったが、後半は下げ渋る展開となった。  大引けの日経平均株価は前営業日比313円48銭安の2万6386円63銭と反落。プライム市場の売買高概算は16億5561万株、売買代金概算は3兆9994億円。値上がり銘柄数は600、対して値下がり銘柄数は1198、変わらずは40銘柄だった。  きょうの東京市場はリスクオフの流れが加速し日経平均は大きく下値を探る展開を強いられた。前日の米国株市場でNYダウが800ドル超、ナスダック総合株価指数は500ポイント超の下げとなるなど波乱安の展開となった。これを受けて東京市場でも主力株をはじめ幅広い銘柄に売りがかさみ、日経平均は一時約650円安に売り込まれ、2万6000円大台攻防の様相をみせる場面もあった。中国では上海市以外の主要都市がロックダウンされることへの警戒感が強まっており、世界景気の減速懸念が前日の米株急落の引き金となったが、きょうは上海株市場が朝安後に大きく切り返し、これを横目に日経平均も下げ渋った。結局、下げ幅は300円あまりにとどまり、一時は全面安商状だった個別銘柄も大引け時点で下落したのは65%にとどまっている。  個別では、レーザーテック<6920.T>、東京エレクトロン<8035.T>など半導体製造装置関連が安く、ファナック<6954.T>の下げも目立った。また、SMC<6273.T>が下値を探り、シマノ<7309.T>は大幅安に売り込まれた。リクルートホールディングス<6098.T>、オリエンタルランド<4661.T>なども軟調。キッコーマン<2801.T>が急落し値下がり率トップとなったほか、信越ポリマー<7970.T>、メドピア<6095.T>、東海理化電機製作所<6995.T>などが大きく水準を切り下げた。大商いとなったGunosy<6047.T>も大幅に売りが優勢だった。  半面、日本郵船<9101.T>、川崎汽船<9107.T>など海運株が高く、日本電産<6594.T>もしっかり。JR東海<9022.T>も堅調。アサヒグループホールディングス<2502.T>、サッポロホールディングス<2501.T>などビール株が買いを集めた。山洋電気<6516.T>はストップ高に買われ、アマノ<6436.T>も急騰。カプコン<9697.T>、FPG<7148.T>なども値を飛ばした。 出所:MINKABU PRESS

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